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お盆の帰省ラッシュが始まった、という朝のニュースにつくつくぼうしの声がかぶさる。鳴き出したか。つくつくぼうしが鳴き始めると、きまって焦る。
2015.08.15
短歌
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いくつもの内側を吹き抜けていく風の 不意に声をかけられふり返る時に
2015.08.14
詩
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ひりひりする嘘 ばかりに囲まれて空を泳ぐ ざらざらする夜
2015.08.13
詩
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そんなことが数日続いたころでした。その日は風が強くて、日も暮れかかっておりました。
2015.08.11
俳句
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「嘘はなかった」。話し声がする。わたしは傍らに誰かの熱を感じながら、ゆっくりと目を開けた。
2015.08.10
詩
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西向きの山の夏はなかなか暮れない。夕方の散歩は、あっぢっぢーとやけっぱちな濁音を響かせながら山を降りる。
2015.08.08
短歌
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静かにしずむ夜のさきの片言をつぶやかれながら いつでもゆがむ空の端の見えぬ足音が響きわたり
2015.08.07
詩
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口がない 幾度も生まれて かつて持ったことがない
2015.08.06
詩
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私は高等女学校に入りましたものの直ぐに身体を悪くしまして…しばらくは茅ヶ崎のサナトリウムにいたんです。
2015.08.04
俳句
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そこでも、雨の粒が屋根にあたって音を立てているだろうか。そして、動物はいるだろうか。いるとしたら、いちばん賢い動物はどんなふうだろう。
2015.08.03
詩
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夏のわが家は、葉っぱの森のなか。もう数えきれないくらい植えて大きくしたさまざまな樹木が、夏の強い陽ざしをおおらかに遮る。
2015.08.01
短歌
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いくつもの手が動き更新される今日の感触の 眼が小さな形であっても腐敗はより進んでいき はじまりの根本からすでに記される治らない傷の
2015.07.31
詩
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悪びれないわたしたちの思い出が 季節風に乗ってやってきて ある方向を ふたたび指さす
2015.07.30
詩
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ある日わたくしがいつものように『風知草』の頁を繰っておりますと、笑吉という方が短い随筆を書いているのが目にとまりました。
2015.07.28
俳句
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今年の夏は、まだスイカを食べていない。それでもスイカの色を鮮やかに思い出せるのは、冷蔵庫に貼ったフリーダ・カーロの絵のせいだろう。
2015.07.27
詩
無料コンテンツ
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山で見ると無敵にかっこいい、ということが鳥にもあるのではないか。街に降りるとそんなでもなくて。
2015.08.29
短歌
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長針が一つ動き今日の一日が終わり 見上げれば明かりが目の内側に眩しく
2015.08.28
詩
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あなたは乳母車から 水が噴きだすのを見ていた
2015.08.27
詩
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『風知草』の巻頭に三田村草干の句を見たときの驚きは、今でもはっきりと覚えております。愚陀愚陀会の句とはまるで違う艶やかさがありました。
2015.08.25
俳句
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部屋をかたづけるのはきらい。お母さんから「早くかたづけなさい」って急かされるのはもっときらい。
2015.08.24
詩
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宮さんの参道わきより引き来たるこっそりした木はコウゾでありぬ
2015.08.22
短歌
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ぼくたちははじまりのまだ記されぬ白にひとつの点が明滅する階段をのぼる
2015.08.21
詩
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鏡のなかのわたしは ほんとうのわたし?
2015.08.20
詩
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そんなことが数日続いたころでした。その日は風が強くて、日も暮れかかっておりました。
2015.08.18
俳句
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なんの悩みもないように広がる風景のなかに、突然、戦争の記憶をよみがえらせる窪みがあらわれる。何を言おう。第一次世界大戦と第二次世界大戦。
2015.08.17
詩