【作品】一覧 詩 【第16回】日録(16) 音もなく近づいてくる四足の者の気配に数知れないエンジンの音をも 日録 | 森川雅美 詩 【第15回】日録(15) 誰が誰の首になるのかと足取りがつづいて よわる息のつかいの静かな伝わりに呼ばれ 日録 | 森川雅美 詩 【第14回】日録(14) まだ見えない私たちの明日を仮に小さな微笑と名付けてみる 日録 | 森川雅美 詩 【第13回】日録(13) 静かの眼に落ちる悲しみが波紋となり拡がっていき、誰かもわからない人たちの声が小さなさざ波を立て、 日録 | 森川雅美 詩 【第12回】日録(12) 長針が一つ動き今日の一日が終わり 見上げれば明かりが目の内側に眩しく 日録 | 森川雅美 詩 【第11回】日録(11) ぼくたちははじまりのまだ記されぬ白にひとつの点が明滅する階段をのぼる 日録 | 森川雅美 詩 【第10回】日録(10) いくつもの内側を吹き抜けていく風の 不意に声をかけられふり返る時に 日録 | 森川雅美 詩 【第9回】日録(9) 静かにしずむ夜のさきの片言をつぶやかれながら いつでもゆがむ空の端の見えぬ足音が響きわたり 日録 | 森川雅美 詩 【第8回】日録(8) いくつもの手が動き更新される今日の感触の 眼が小さな形であっても腐敗はより進んでいき はじまりの根本からすでに記される治らない傷の 日録 | 森川雅美 1/212…≫最後のページ