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廃校になつかしき朝おとずれて滑車は鳴りぬ門扉開けば
2015.07.25
短歌
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脳の内側を流れくだる水脈は枝分かれし やがて溢れだす誤報として散り散りになる
2015.07.24
詩
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海が海という名前なのは 初めて海を見た人が 「う」 とつぶやいたから
2015.07.23
詩
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それからはしばしばなみ子様のお宅にうかがうようになりました。昼食の後、草干が居眠りを始めますと直ぐに身支度をして出かけて行くのです。
2015.07.21
俳句
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おれは頭がおかしいんだ。だから、なにか変なことを言ったかもしれない。でも、正直に考えたとおりを言ったんだ。
2015.07.20
詩
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集落のふところにいだかれるようにして、小学校が建っている。山の中腹のわが家のほぼ真下。
2015.07.18
短歌
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吹きゆくのは矛盾だと、 しずかに開かれる目があり、 ややよわまる足は土に触れ、
2015.07.17
詩
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親密な観光地で わたしたちは演奏をはじめる あなたはケースから
2015.07.16
詩
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翌日、なみ子様はお約束通り我が家にいらっしゃいました。わたくしが草干に「お友達のなみ子さんです」と告げると草干は枕元に山と詰まれた原稿から少し目を外し、
2015.07.14
俳句
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ピアノに身体を映し、パジャマのボタンを留めた。側面のカーブに沿って、私の胸は横に広がって見える。
2015.07.13
詩
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朝も昼もうす暗い。茅葺屋根の家のなか。窓へ窓へとまなざしが向かう。
2015.07.11
短歌
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ぼくたちはひとつの小さな地獄で 日常は互い違いに歯が抜けたまま
2015.07.10
詩
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晴れた日 KUA`AINAで アヴォカド・バーガーを食べながら マリリン・モンローになりたいと思っ
2015.07.09
詩
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わたくしがあのお花さん似の女性を再び見たのは、その年の秋のことでございます。半身が不自由になってからの草干は、
2015.07.07
俳句
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夜中もぼくは仕事をしている。パジャマ工場。出荷される製品の点検と働く仲間を眠らせないための、娯楽の提供。
2015.07.06
詩
無料コンテンツ
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お盆の帰省ラッシュが始まった、という朝のニュースにつくつくぼうしの声がかぶさる。鳴き出したか。つくつくぼうしが鳴き始めると、きまって焦る。
2015.08.15
短歌
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いくつもの内側を吹き抜けていく風の 不意に声をかけられふり返る時に
2015.08.14
詩
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ひりひりする嘘 ばかりに囲まれて空を泳ぐ ざらざらする夜
2015.08.13
詩
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そんなことが数日続いたころでした。その日は風が強くて、日も暮れかかっておりました。
2015.08.11
俳句
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「嘘はなかった」。話し声がする。わたしは傍らに誰かの熱を感じながら、ゆっくりと目を開けた。
2015.08.10
詩
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西向きの山の夏はなかなか暮れない。夕方の散歩は、あっぢっぢーとやけっぱちな濁音を響かせながら山を降りる。
2015.08.08
短歌
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静かにしずむ夜のさきの片言をつぶやかれながら いつでもゆがむ空の端の見えぬ足音が響きわたり
2015.08.07
詩
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口がない 幾度も生まれて かつて持ったことがない
2015.08.06
詩
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私は高等女学校に入りましたものの直ぐに身体を悪くしまして…しばらくは茅ヶ崎のサナトリウムにいたんです。
2015.08.04
俳句
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そこでも、雨の粒が屋根にあたって音を立てているだろうか。そして、動物はいるだろうか。いるとしたら、いちばん賢い動物はどんなふうだろう。
2015.08.03
詩
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今週はお休みです。2014.07.21
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