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(黙祷)
2014.03.11
詩
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追っ手はすぐに来る。 僕と君は一時的に二手に分かれることにする。 ポンコツとはとりあえずおさらばだ。
2014.03.10
短歌
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不 不不 蓮の葉
2014.03.07
詩
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野口あや子 他
長谷川くんの仕事によっては木曜が休みのあなた、木曜が鳴る 夜勤明けのてのひらの皮ぶあつくて伊予柑、煙草、ゆびがくすぶる
2014.03.06
詩
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その砂浜を小さな砂色の蟹がかけてゆく 打ち上げられた小さなふぐの身をついばむために 半透明の体を陽光が影にむすび
2014.03.05
詩
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イネ科の雑草が弱気に生えて 黄色い家はぴかぴか建ち 晴れた庭にはガンタッカーの木霊
2014.03.04
詩
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煤けた服を着た若い男女が二人、 うららかな冬晴れの日に白き家に立ち寄りて祈るごとく跪くを詠める歌。 青白磁色のふゆぞらわたりゆく、おほとり一羽。
2014.03.03
短歌
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ほうとうからさぬきへ さぬきからきしめん きしめんから武蔵野へ
2014.02.28
詩
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野口あや子 他
きみの瞳に鬼がいるから帰らないぐらりぐらりと西日がゆれる 人形遣いを恋うるがごとく人形が濡れた砂場に散らすさふらん
2014.02.27
詩
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落ち着かない春の予感のようなものが 地中できらきら光っていて、 足の裏がむずがゆくて仕方ない。
2014.02.26
詩
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金色のススキを分けてゆく 同じ速さで日が沈む 風が私を吹き寄せる
2014.02.25
詩
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南の町の小さな白い家の玄関へと 北の町の鎖の錆びに体中まみれた二人がやって来て 西の町のストーブもないのに暖かなパン屋の袋を抱いて
2014.02.24
短歌
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眠れない夜の果てに おおこそばゆく ちちっと
2014.02.21
詩
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野口あや子 他
あや子、 その細い首をへし折って あなたの視界は
2014.02.20
詩
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千葉の中学生は水曜日の真っ昼間にサンドイッチ下げて土煙巻く。 春野は怒りに似た草の暑さと、成長しなくていい水色のやつらの
2014.02.19
詩
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あなたは摂氏28度、正味4メートル×5メートル×3.3メートルの 空間のなかにいる。 空間の湿度58パーセント、これならとくに問題はおきない。
2014.08.15
詩
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煙草の煙がゆらめいている それを取る手もなければ 消す手もないままに。 煙は立ち上がり、広がって しずかに大気に隠れていく そんな気配が 朝の空気に潜んでいる気がしたのだが。
2014.08.11
詩
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むかしむかしやねのうえから さびしい夜がやってきて おじいさんとおばあさんの おへそをぬすみに 家にしのびこみました
2014.08.08
詩
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梅雨が開けて、 空がラピスラズリのように硬くなった 海辺には積乱雲が積み上がり、 世界は不穏さを増していく 登り詰めていく水銀柱のように
2014.08.04
詩
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わたしの国の言葉をはなす役人によると、歩く人は、幽霊たちが極端に多くなった年に、きまって現れるのだという。歩く人が現れるとき、ぜったいに、ひとりではない。
2014.08.01
詩
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激しい雨、 激しい雨が、雷鳴とともに近づいてくる 「極地的な豪雨」と散文的に語られる、
2014.07.28
詩
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水はなく、風があり、渦を巻いている、ふねは風の渦のまんなかを通っていく、予言されたとおりに航海している、
2014.07.18
詩
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夏至の水銀柱が登り詰めたところから 積乱雲が生まれ、 また積乱雲が生まれ
2014.07.14
詩
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この国に来た観光客が最初に驚くのは 空間のあらゆる方向へ広がるやねとふねの絶景ではなく 地図と本である
2014.07.11
詩
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白いスニーカーを洗ったら また、空が高くなった 積乱雲が湧き上がり
2014.07.07
詩
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詩歌作品発表ブログ「日々が紙から飛びだして」開設のお知らせ2013.12.27