流星の予感
追っ手はすぐに来る。
僕と君は一時的に二手に分かれることにする。
ポンコツとはとりあえずおさらばだ。
直営の野菜売り場へ降り注ぐ雨か陽射しかわからない音
「しょくぱんまんの食べ方って知ってる? お日様の光でトーストにするんだよ」
分かれる直前、君は楽しそうにそう言った。
愛の日々はただ繰り返すイントロとサビのコードが同じポップス
今頃君はいったい何をしているのだろうか。
表情が変はり果てたらポケットの中の糸くず燃やす時間だ
寒がってはいないだろうか。
北風と星空はまだ座標上その出会ひすら予期してゐない
南の街のことを思い出すために、
琉歌を歌った。
八八八六、サンパチロクのリズム。
君はいつか三線の音色を、
所ジョージの声に似ていると言った。
いまだに共感は出来ない。
ジャマイカ生まれの青年眉まで動かし手話までファンキーだな
TO DOリストが記された墓誌にひたすら冷水かけ続ける
二日後の24時。
苔むしたハーレー・ダビッドソンの前で再び落ち合おう。
2014.3.10