遠いアトラス | マイナビブックス

詩、短歌、俳句の新しいカタチを探ります。紙から飛びだした「ことばのかたち」をお楽しみください

遠いアトラス

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遠いアトラス

詩人・石田瑞穂さん、管啓次郎さん、暁方ミセイさんによる「旅」をテーマにしたリレー詩の試み。三人の詩人が日本や海外の現実にある土地と場所を自由に旅して詩作した全17編を収録しました。予測不可能な言葉による旅と土地と記憶のコラージュが、地図帳(アトラス)となって現れます。

2014年01月15日発売
無料公開中

第1回   砂洲、旅の瞳(石田瑞穂)

第2回   緑の海のへりで

第3回   妙蓮寺、弁財Temple(暁方ミセイ)

第4回   幻書の街から(石田瑞穂

第5回   アムステルダム(管啓次郎)

第6回   検見川Weakly Radio(暁方ミセイ)

第7回   はだしの星(石田瑞穂)

第8回   アイツタキ(管啓次郎)

第9回   駐アカシック、ニュー稲荷前トゥーム(暁方ミセイ)

第10回 デュシャンの墓/レユニオン島レストラン(石田瑞穂)

第11回 マンハッタン(管啓次郎)

第12回 ヒカミ、アオガキ、Sage,Rosemary and Thyme(暁方ミセイ)

第13回 N.R.S.(Nishi-Shinjuku Record’s shop Street)(石田瑞穂)

第14回 シアトル(管啓次郎)

第15回 トワイライトタウンの八咫烏(暁方ミセイ)

第16回 T.B.C. (Terminal Baggage Claim)(石田瑞

第17回 中野(管啓次郎)

石田瑞穂(いしだ・みずほ)

1973年生まれ。日本現代詩人会会員。第37回現代詩手帖賞受賞(1999年)、多ジャンルとコラボする詩誌「(f)orpoets」(フォーポエッツ)創刊、文学とアートのテレビ番組「Edge」(SKYPerfecTV!)に出演後、「Edge in Cafe」東京イベントディレクターをつとめる。詩集に、2006年『片鱗篇』(思潮社刊・新しい詩人シリーズ)、2012年『まどろみの島』(思潮社刊、2013年第63回H氏賞受賞)がある。共著に『映画と詩の間』(アートスクエア刊)など。三詩型交流ウェブサイト「詩客」に参加。

ブログ:トラヴェリング・ソング

1988年8月10日、神奈川県横浜市生まれ。大学在学中の2008年より『現代詩手帖』に投稿を始める。2010年、第48回現代詩手帖賞を受賞。2011年、第一詩集『ウイルスちゃん』を上梓、2012年、同作にて第17回中原中也賞を受賞。2013年、処女小説「青い花」を『文藝』に発表。現在、詩と小説の他に、新聞や雑誌で書評やエッセイの執筆、朗読活動も行なっている。

 

TwitterID:@kumari_kko

1958年生まれ。明治大学理工学研究科新領域創造専攻教授。ハワイ大学、ニューメキシコ大学、ワシントン大学などで、文化人類学と比較文学を学ぶ。主な著作に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)などがある。カリブ海フランス語圏文学、チカーノ文学などの翻訳でも知られる。2010年から発表してきた16行詩のシリーズ「Agend’Ars」は13年の『時制論』(左右社)によって4部作が完結。東日本大震災後、小説家の古川日出男らと朗読劇『銀河鉄道の夜』を各地で上演している。2013年には十和田奥入瀬芸術祭参加作品として物語集『十和田、奥入瀬 水と土地をめぐる旅』(青幻社)を制作。さらに高山明(Port B)構成・演出の観客参加型演劇「東京ヘテロトピア」でテクスト監修を務めた。

ブログ:Mon Pays natal