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速く走る電車のために 雪は真横に降って 紙工場の煙とか
2014.02.18
詩
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思い出す。 ひたすら南へ向かったことを。 とびっきりのやわらかな毛布を用意したことを。
2014.02.17
短歌
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長短さまざまな棒状の生 ならぶ なごむ
2014.02.14
詩
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野口あや子 他
もう庭へ出てもいいよね いもうとは柑子の皮をぺろりと吐きぬ 微熱なる唇にはさまれたままアイスの棒の「アタリ」ひかれり
2014.02.13
詩
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水路が扇のように風を生む北の港町だ 路上を埋めつくすかもめたちをかわしながら歩く こんな冬の底で夏の夜のひまわりを思えば
2014.02.12
詩
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一軒の家があり 私たちは集まった 部屋は体温で暖まり
2014.02.11
詩
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僕らは確かに 追われているのだろう。 誰からかはわからなくとも、
2014.02.10
短歌
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血の色をした電車に乗って 私たちはすすむ サヤ
2014.02.07
詩
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野口あや子 他
うれしいと 口にだして みたのです
2014.02.06
詩
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その街の本屋という本屋 書架という書架におさまった 本は、ページがなくて背表紙しかない。
2014.02.05
詩
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たくさんお酒を飲んだので 昨夜のことはよく憶えていません だけど何を隠そう終電間際の高円寺の改札口で
2014.02.04
詩
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いつかガソリンが尽きるときも来る。 よく目立つ赤い車はせめてもの擬装で夕暮れに燃え上がれ 僕らの旅が終わるときも来る。
2014.02.03
短歌
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ほらほら、 われわれのわたくしは、 なまこなまこなまこ、
2014.01.31
詩
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野口あや子 他
アイスキューブかきわけ掴む腕(かいな)あり、わたしのあかごわたしのあかご とうめいなくちびるひらきひたひたとわたしの罪に吸いついてくる
2014.01.30
詩
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さても妙なる 青じゃ、青じゃ、と声のするほう
2014.01.29
詩
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わたしの国とこの国のあいだには国境がある そこは宙ぶらりんの危険な場所だ 危険な場所なので、たくさんのひとが死んでいる
2014.07.04
詩
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もう何年も虹を見ていない 天候は、あまりに気まぐれで 人生を揺さぶったりもする
2014.06.30
詩
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ふねの現在はつねにあなたにかかっている あなたは毎日休みなく働き続ける あなたがいなければふねは進まない あなたがいなければふねは沈む あなたがいなければふねはばらばらになり
2014.06.27
詩
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水着を広げたら 去年の砂がこぼれ落ちた 骨を砕いたような白い砂は
2014.06.23
詩
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ある日刑事たちがやってきてわたしをカツ丼食堂へ連行するふたりの刑事たちはわたしを外へ連れ出し、黒塗りの乗り物にのせ、移動する。でたらめなくらいそっくりで、似ていないふたりだ。
2014.06.20
詩
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ずっと、海を見ていた 青白く光る波を 波の音を聞きながら
2014.06.16
詩
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曲がる地平線に斜めから光がさしこんで朝がはじまる。今日もふねがやねのうえをわたっていく。やねのふねをみるのは楽しい。
2014.06.13
詩
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その花の色なら知っている 長雨が続き、あらゆるものが湿気を孕むと まるで湿度が形を得たかのように雨の裏側に咲いている、その花ならば
2014.06.09
詩
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手すりから身を乗り出してやねとふねを眺めていた雨の午後 はじめて幽霊と話をした この国には幽霊がたくさんいる
2014.06.06
詩
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自分の夢さえ見ることがなくなったのだから 他人の夢を見ることはできない 夢を見ている寝姿を見ていることができるだけだ
2014.06.02
詩
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詩歌作品発表ブログ「日々が紙から飛びだして」開設のお知らせ2013.12.27