【記事】小説一覧
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『夜想曲』にお邪魔した六日のち、そう、夜もだいぶん更けてからでしたね。私を呼ぶ声がしますんで、垣根の向こうを見やりますと、そこに角灯を下げ、長い外套を羽織った透さんが立っていました。
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【第14回】震災で被災したブラウン ― 体に残る震災の後遺症
翌朝は寒かったが五時前に散歩に出た。
「飢えて放浪した時期が長かったせいか、食べ物には異常なまでに神経質になっている」と申し送りがあったが、前日は長距離の旅の後だったとはいえ、よく食べ、水もよく飲んだ。 -
そして話はエスカレートしてゆき、進歩々々というけど人類の歴史の最盛期は紀元前二、三世紀の頃で、以後は衰退の途をたどっている、などといい出すのだ。
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午後、友作は前から会う約束をしていた者と会うために、季範のタクシーで川越市に向かった。途中、川越の「庵寿」と言う所で昼食にした。茶そばを友作は注文し、季範はそば稲荷を注文した。
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「こんなに動いてくれていたんだな。お前も戦ってくれていたなんて、ありがとう」
もうプライドも何も捨てて、心に抱いた感情をそのまま言葉にした。兄弟に対してプライドなんて物を当てはめた時点でずれていた。 -
川のほとりで立ち止まり、みんなでお別れをいいました。
お別れは長い間つづきました。
何千匹ものサルがドリトル先生と握手をしたがるからです。
やっと、なかまだけになってから、ポリネシアがいいました。 -
「お宅の犬は幸せを招く犬ね」
ハチの話をしただけで友達が言った。〝招き猫〟ではないから商売繁盛というわけには行かないが、ハチは確かにそういう存在だった。 -
【第12回】「手術入院」も大旅行――日常からの脱出―― (1)
――私の趣味は山登りだが、次の行先を計画中に手術入院ということになった。
つまり、前立腺肥大症の治療と、膀胱結石の破砕手術のため都内のある国立系の医療センターへ急遽、〝旅〟に出ることになったのだ。 -
迷宮へようこそ ~ホロ苦く、滑稽で、奇妙な七つの物語~ | 武山博
その古いビルの一隅をくりぬくようにして小さな地蔵堂があるのに、男はふと気がついた。村の道端によく見かける簡素な巣箱のような祠の中に小地蔵がひっそりと佇んでいる。
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