フレンド 【第9回】混乱 2017.04.27 | 山下大輔 Tweet mixiチェック 毎晩部屋を訪れれば、秋は既に腫らした瞼を震わせ、胸に縋りついて来る。俊は、啜り泣く彼女の背中を擦ってやり、時折頭も撫でる。それも数分なら構わなかった。だが、何十分も続けられると嫌気が差す。そして、もう受け入れていた。こんな醜いことを思う自分自身を。 続きをご覧いただくには、会員登録の上、ログインが必要です。 すでにマイナビブックスにて会員登録がお済みの方は下記の「ログイン」ボタンからログインページへお進みください。 ≪ 前の記事