【検索結果】"ヒュー・ロフティング "の一覧
▼カテゴリから探す
- 文芸
- 小説 |
- エッセイ |
- 詩歌 |
- 戯曲・シナリオ
- 実用書
- ビジネス |
- 暮らし・子育て |
- 語学・教養 |
- コンピュータ |
- 将棋・囲碁 |
- 地図・ガイド
- スポーツ
- ゴルフ
- コミック
- 写真集・イラスト集
- 写真集 |
- 画集・イラスト集
- その他
-
川のほとりで立ち止まり、みんなでお別れをいいました。
お別れは長い間つづきました。
何千匹ものサルがドリトル先生と握手をしたがるからです。
やっと、なかまだけになってから、ポリネシアがいいました。 -
オシヒッキーは、今はもう絶滅しています。
どこにもいません。
でも、昔々、まだドリトル先生が生きていたころは、アフリカの深いジャングルには少しは残っていたのです。
とはいえ、その当時にしても、とてもとても少なかったのですが。 -
チーチーは、ドリトル先生が起きるまでジャマがはいらないようにと、ドアのところで見張っていました。
やがて、先生は目をさますと、「そろそろパドルビーへ帰らないといかんな」といいました。
それを聞いて、現地のサルはとてもおどろきました。
サルは、先生がずっとここにいてくれるものだと思い込んでいたのです。 -
ドリトル先生は、今、目が回るのを通りこして、目玉が爆発しそうなほど忙しくなっています。
何百、何千というサルの病気をみなければいけません。
ゴリラ、オランウータン、チンパンジー、マントヒヒ、マーモセット、灰色ザルから赤いのまで、サルというサル、すべての種類がやってきます。 -
女王アーミントルードは、その夜ほど怖い王の姿を見たことはありませんでした。
誰かれ構わずどなりちらして、飼いネコにも歯ブラシをなげつけます。
パジャマのまま走りまわり、兵隊を全員起こして、先生を捕まえるため、ジャングルへ送り込みました。 -
深い森の中を行くと、広場に出ました。
そこには、土でできた王の宮殿がありました。
この宮殿には、王と女王のアーミントルードと息子のバンポ王子が住んでいます。
王子は、川へサケを釣りに行っていて留守でした。 -
ツバメに先導され、逆巻く波を乗りこえ、航海は丸々6週間つづきました。
夜になると、闇にまぎれないよう、ツバメは小さなランタンをくわえました。
その姿は、ほかの船からは、まるで流れ星のように見えました。
南に行けば行くほど、あたたかくなってきます。 -
とても寒い冬でした。
12月のある晩のことです。
みんなは台所の火のまわりに寝そべり、先生は自分の書いた動物語の本を大きな声で読んで聞かせていました。
突然、フクロウのホーホーがいいました。
「シッ! 何か外で音せえへんか?」 -
そうこうしているうちに、先生はまたもや金持ちになりました。
妹のサラも新しい服が買えて満足そうです。
患者の中には、病気が重くて1週間ほど入院していく動物もいます。
そういった患者は、よくなってくると、庭の芝生のイスにいついたりして、治ってもなかなか帰りたがりません。 -
その日、先生は台所で、おなかが痛くなってやってきたペット・ショップ『ネコマンマ』の主人と話をしていました。
ネコマンマの主人がいいます。
「ねえ、先生。もう人間の医者はやめて、動物の医者になったらどうだい?」 -
昔々、何年も前。
おじいさんやおばあさんがまだ小さい子供だったころ、ジョン・ドリトル先生という医学博士がおりました。
医学博士というのは、りっぱなお医者さんで、いろんなことを知っているという意味です。
ドリトル先生は沼のほとりのパドルビーという小さな町に住んでいました。