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【検索結果】"山下大輔 "の一覧

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その他
  • 【第9回】混乱

    毎晩部屋を訪れれば、秋は既に腫らした瞼を震わせ、胸に縋りついて来る。俊は、啜り泣く彼女の背中を擦ってやり、時折頭も撫でる。

  • 【第3回】●天国

    ●天国
     
    「おまえ、よくそれでやってられんな」
     惣菜パンを食しながら、心配そうに金澤(かなざわ)が言った。

  • 小説

    【第8回】混乱

    混乱
    『夕方には帰るから』
    そう締め括られたメールの文字は、その時間になったら部屋に来て欲しいという意味だと俊は理解した。

  • 【第7回】幸せ

    幸せ
    秋の母親が昨夜に亡くなった。俊がその一報を受けたのは、午後の講義中でのことだった。

  • 【第6回】フレンド

    「マリー。ベッドの場所変えた?」
    俊は、その脇にトートバッグを立て掛けて尋ねる。久し振りに訪れた彼女の部屋は、様変わりしていた。

  • 【第5回】フレンド

    フレンド
    インストルメンタルを聴きながら、俊は前方を見つめる。地下鉄のホームから上って、改札口に雪崩れ込んでくる雑踏の中には、秋はいなかった。

  • 【第2回】●従順

    ●従順
     
    「こんな時間までどこ行ってたの?」
     屋上からエレベーターで下り、五階の自宅に幸太が帰ると台所で母親が待ち受けていた。

  • 【第1回】●自殺

    ●自殺
     
     春先の夜はまだ寒い。幸太(こうた)はコートを着て来なかったことを悔やんだ。風が思っていたよりも吹いている。

  • 【第0回】 プロローグ

    星は輝く
    雲に隠れて人には見ることができない時でも

  • 【第4回】アンバランス

    合鍵でドアを開けると、目の前には真っ暗な空間が広がっていた。秋のアルバイトのシフトは把握していたので、また彼女は友達と何処かへ遊びに行ったのだと分かる。

  • 小説

    【第3回】アンバランス

    金曜日の夜、俊にとっては久し振りの飲み会だった。サークル仲間の中でも特に内々の四人だけで重野の部屋に集まり、座卓に置いたホットプレートでお好み焼きパーティーを楽しんだ。

  • 【第2回】アンバランス

    アンバランス
    月も変わり、日差しが徐々に強さを増して来た頃、俊は講義終わりに、教室の前で待ち伏せていた重野という男に連れ去られてしまった。

  • 【第1回】本物の愛

    本物の愛
    一枚の小さなチラシが、フローリングの床に滑り落ちた。
    川崎俊は、集合ポストに溜まっていた郵便物の束を両手にしながら、その行方を追って座卓の下を覗き込む。