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地図は昔 ある椰子の木が中心点 緑が枯れることはなく
2014.04.22
詩
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ちぎれるかと思うくらいに君に強く手を引かれて走り出す。 君はもう行き先を決めていた。 乗り捨ててきたはずのハーレーがそこにあった。
2014.04.21
短歌
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私はすでに書いていた。らくだがみえる、らくだがみえる、根も葉もあるらくだが、白い高層アパートの隣の、ひからびた、ひからびたなまこがその√であるような、不定形の空地に、と。
2014.04.18
詩
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野口あや子 他
ブレッド湖の 白鳥は乱暴 くちばしに歯を隠した
2014.04.17
詩
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白い図書館の巨大な空間に 漆黒のワタリガラスたちが飛び交っている 知恵は知識はどこだとさんざん啼きながら
2014.04.16
詩
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海を見るのはとても難しい。 鏡や食糧に、すぐ海は、なれるから。 つらいねと言えばつらいねと、すぐ海は優しいから。
2014.04.15
詩
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足音が鳴り響く時間は、 永遠のように思えた。 僕はその貴重な時間をうっかり、
2014.04.14
短歌
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たまには口を Oのかたちに開けよう 溺れかけて救いをもとめる人のように
2014.04.11
詩
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野口あや子 他
オセロにはオセロの流儀 ひもじければま白き駒を食べて凌げり しろくろしろくろくるりとかえしわたくしがくろかもしれぬ賭けをしている
2014.04.10
詩
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【第13回】N.R.S.(Nishi-Shinjuku Record’s shop Street)
セロニアス・モンクが スタインウェイの鍵盤から 拳でたたきだす分散和音が
2014.04.09
詩
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ぽろぽろお菓子をこぼすように 会話はかってに離散しました 真夜中に目が醒めると
2014.04.08
詩
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僕は力尽きるまで君をさらい続けよう。 奴らににらまれた時点で、僕なんて死んだようなものだ。 ピンポン玉の転がる音を追ひかけて虹のほころび繕ひにゆけ
2014.04.07
短歌
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病院は出口だ 欲望の流れに沿って さざ波
2014.04.04
詩
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野口あや子 他
夕刻のチャイムが 三十分遅くなり はるはいつでもかゆさをともなう
2014.04.03
詩
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【第12回】ヒカミ、アオガキ、Sage,Rosemary and Thyme.
素肌に風が、ぞわっとぶつかって、 それを春だなあと思うのです 虫の不安がのりうつって、花の夥しい幽霊を吸い込んで、
2014.04.02
詩
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ここのねがお パタリロみたいとおもいつつ えいや!って立つ ごみをほかしに
2014.09.27
短歌
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くせっ毛をもつれさせたまま 市営住宅の入口に立っていた6歳のわたしは 田圃と畑と道の向こう
2014.09.26
詩
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村にはいつも同じものしかないのに、おもしろいものがあるよ、と言われ、なんでも楽しみにする友がいるから、手をつないでいっしょにみにいく。
2014.09.24
詩
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クロコスミアはアヤメ科ヒメトウショウブ属の植物の総称である。生前の父方の祖母の記憶は、結局曖昧なままだ。アフリカ原産。
2014.09.23
俳句
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だれかひとりのために この椅子があるわけじゃない。 あきらめない他人の のどを通るせつなさを実体化する
2014.09.22
詩
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九月某日 じてんしゃのまえに ここ(むすめ、1才6ヶ月)を乗せて じてんしゃで緑地をいくときは伏し目がちでいく。なぜか。
2014.09.20
短歌
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夏の終わりにタクシーで通りかかったとき 18歳まで暮らしていた家がどこに建っていたのか わからなかった
2014.09.19
詩
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夜中、文字を忘れる 言葉を忘れたわけではないが さっきまでみていた夢が楽しかったので残酷な忘れだ
2014.09.17
詩
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――ひさしぶりに訪ねた友人は、約束の時間にずいぶん遅刻してしまった僕を快く迎えてくれた。コンピューターにつながれたスピーカーから、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」が流れている。
2014.09.16
俳句
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「せつない」と 口にしたときの響きが せつなさだと思う。
2014.09.15
詩
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詩歌作品発表ブログ「日々が紙から飛びだして」開設のお知らせ2013.12.27