新着コンテンツ
- 新着コンテンツ
- おすすめコンテンツ
- 無料コンテンツ
新着コンテンツ
-
その花の色なら知っている 長雨が続き、あらゆるものが湿気を孕むと まるで湿度が形を得たかのように雨の裏側に咲いている、その花ならば
2014.06.09
詩
-
手すりから身を乗り出してやねとふねを眺めていた雨の午後 はじめて幽霊と話をした この国には幽霊がたくさんいる
2014.06.06
詩
-
おわかいね おわかいよ ないてみて
2014.06.05
詩
-
5月28日(水) Sくんの連絡先がわかったので電話をかけるとつながる。くぐもっていてはっきりと聞きとれない声だ。
2014.06.04
詩
-
紫陽花や人の群は辻褄のなか 交差点のスーパー店頭にはあいかわらずでかいダウニーが並んでいて店の中の大きな肉のかたまりに白い大きな手がのびる
2014.06.03
俳句
-
自分の夢さえ見ることがなくなったのだから 他人の夢を見ることはできない 夢を見ている寝姿を見ていることができるだけだ
2014.06.02
詩
-
この国の土は清浄である この土で育てられたものは正常である あの国の土は清浄でない
2014.05.30
詩
-
プラスチックのケースに いっぱい入っていて読んでびっくりした キスの骨
2014.05.29
詩
-
5月21日(水) 11時に起きて映画を見る。傑作だが「いっぷく!」の方がおもしろい。7年ほど前に「100円だから」という理由と「聞いたことあるタイトルだから」という理由で
2014.05.28
詩
-
エイはひらたいね ここも海 君はそう言う
2014.05.27
俳句
-
雲が湧き、夏至が子午線を登ってくると 自分の影が子犬のように足元にまとわりつく アケビの蔓が伸び、
2014.05.26
詩
-
この国では、雨の季節がちかくなると やねを渡るふねと航路の調整が必要だ この国の土地はまるくてたいらで、色とりどりのやねの列に覆われている
2014.05.23
詩
-
窓辺のコップに立てた 青い歯ブラシが見えるのよ 君と別れたあとの
2014.05.22
詩
-
5月14日 12時に起きる。昨日途中で寝てしまった映画のDVDを見る。ハヤシライスを食べながら。
2014.05.21
詩
-
サーフィンの映像 直後にロバがどアップで映って サーファー少女が農家の娘であることがわかったり
2014.05.20
俳句
無料コンテンツ
-
ここのおしりみるとき いつもはじめてみるここのおしりのようにうれしい。
2014.10.25
短歌
-
整理箪笥の引き出しを開け閉めするたび 上に置いてある人形の飾り棚の扉ガラスが一瞬ふるえる 中にはどこか知らない土地のお土産のこけしや
2014.10.24
詩
-
モシ、母さん、(昔のわたし「清姫」、お姫様になりたい。「清姫、清姫」器量、髪型、皆が褒めた、いまも褒められるたび自分の顔思い出す、ぜんぶ昔に最上のものがある。
2014.10.22
詩
-
どうして人を殺してはいけないの? に対して、答える言葉を持つこと。 そもそも人が人を殺すということは 人と人とがつながりあう場所でしか 原理的には、起こりえないことだ。
2014.10.21
俳句
-
子を「できる」と言ってよいものだろうか。 袖口をまくり、あやすように手をひろげれば
2014.10.20
詩
-
あにゃ子 茶目。 純すいの純子 ここちゃんのセカンドネーム ふえつづけていく
2014.10.18
短歌
-
電話はかかってこない 声にならないヒミツが受話器からこぼれる 記憶はどこにもつながることなく浮遊する王国のよう 電話台にメモ用紙が置いてあったかどうか思い出せずにわたしは 螺旋のコードをたどってしゃがみこむ
2014.10.17
詩
-
佐々木の姿勢はうつくしい むかしの多数決 思い出す 正、という字を黒板に書くことが許されたのは、よく出来た子(! 子どもの頃の姿勢がずっと続く。
2014.10.15
詩
-
1990ねん 8がつ 10にち きん ようび てんき はれ きょうわ、6ちいのたんじょうびだった。ままが、にっきさょうおかってくれた。うらに、じぶんのなまえお、かわつゆうた、ってかいた。たいせつにした。
2014.10.14
俳句
-
子を「できる」と言ってよいものだろうか。 袖口をまくり、あやすように手をひろげれば
2014.10.13
詩
最近の編集部ブログ
-
詩歌作品発表ブログ「日々が紙から飛びだして」開設のお知らせ2013.12.27