新着コンテンツ
- 新着コンテンツ
- おすすめコンテンツ
- 無料コンテンツ
新着コンテンツ
-
生まれた日の朝のことは覚えていないけれど 記憶は脳ではなくこの身体のどこかに 仕舞いこまれているのだろうか
2014.10.31
詩
-
今夜はバーに来ているの、と 君は言う 僕は君の古い写真を眺めている 腰まである長い髪で 黒いブラウス こちらを見る鳶色の目 頬杖をつく
2014.10.30
詩
-
さむしろに 衣かたしき今宵もや 我を待つらん宇治の七綾姫 と呟き笑う 願掛け帰り こんなことでは叶わぬのに 裂き給えと唱えるたび ア、どんな着物か、赤い着物か 敷くのは 筆のはらいはあの黒髪 思い出し イヤラシイ
2014.10.29
詩
-
皆様、このプロローグは作者のものではございません。という文言でジャン・コクトーの戯曲『オルフェ』は始まります。ですが、今回皆様のお目にかけようとしているのは、その『オルフェ』からト書きの一部を引き抜いて、それらに俳句をくっつけてしまおうということなのです。
2014.10.28
俳句
-
一度も会ったことがないので その人が死んでいるという気がしない。 押してへこませたスイッチを
2014.10.27
詩
-
ここのおしりみるとき いつもはじめてみるここのおしりのようにうれしい。
2014.10.25
短歌
-
整理箪笥の引き出しを開け閉めするたび 上に置いてある人形の飾り棚の扉ガラスが一瞬ふるえる 中にはどこか知らない土地のお土産のこけしや
2014.10.24
詩
-
「──聞こえる?」 運命における偶然というのはわかるにしても 必然、というのは抽象的すぎて僕にはよくわからない
2014.10.23
詩
-
モシ、母さん、(昔のわたし「清姫」、お姫様になりたい。「清姫、清姫」器量、髪型、皆が褒めた、いまも褒められるたび自分の顔思い出す、ぜんぶ昔に最上のものがある。
2014.10.22
詩
-
どうして人を殺してはいけないの? に対して、答える言葉を持つこと。 そもそも人が人を殺すということは 人と人とがつながりあう場所でしか 原理的には、起こりえないことだ。
2014.10.21
俳句
-
子を「できる」と言ってよいものだろうか。 袖口をまくり、あやすように手をひろげれば
2014.10.20
詩
-
あにゃ子 茶目。 純すいの純子 ここちゃんのセカンドネーム ふえつづけていく
2014.10.18
短歌
-
電話はかかってこない 声にならないヒミツが受話器からこぼれる 記憶はどこにもつながることなく浮遊する王国のよう 電話台にメモ用紙が置いてあったかどうか思い出せずにわたしは 螺旋のコードをたどってしゃがみこむ
2014.10.17
詩
-
駅からバスに乗った 僕はバスの窓に肘をついて 葉のついていない藤棚が流れていくのを ぼんやりと見ていた 否定しないで。
2014.10.16
詩
-
佐々木の姿勢はうつくしい むかしの多数決 思い出す 正、という字を黒板に書くことが許されたのは、よく出来た子(! 子どもの頃の姿勢がずっと続く。
2014.10.15
詩
無料コンテンツ
-
3、4、5、6、7、8、って、数えてみた。それから、来る日も来る日も笑った。
2015.02.14
短歌
-
【第3回】ドーナツの穴にタナトスが宿っていると仮定した場合の問1を解いてはいけない。
『モブキャラ生徒Aが彩る高校青春グラフィティ』も3期に突入な件。
三年生の、赤い上履きとすれ違わなくなった。 一学年分の気配が薄らいで 学校は昔の面影を取り戻したような気がする
2015.02.13
詩
-
風船には 3つの運命が待ち受けている
2015.02.12
詩
-
防寒肌着白しワイシャツの袖口に 猿丸
2015.02.10
俳句
-
車に乗って ただの道を4キロ走った 右と左だけにいける
2015.02.09
詩
-
去年の暮れ、京都から東京に仕事で来ていた友だちとご飯を食べながら私は言った。 「人って、一日の中でやらなきゃならないことがあるでしょ。
2015.02.07
短歌
-
【第2回】膝下15センチのスカートの奥に装備されたガーターベルトを取り締まる校則はさすがになかった。
『モブキャラ生徒Aが彩る高校青春グラフィティ』も3期に突入な件。
(板書の文字は角ばって ロマンスグレーの 話が脱線しやすい おじいちゃん)
2015.02.06
詩
-
How does it feel? どんなふうに感じる? How does it feel? きいてみるだけでいい
2015.02.05
詩
-
人類の肺あをきころ寒き頃 猿丸
2015.02.03
俳句
-
すわってあやまる人の 前に立ち どうしてもというだけの
2015.02.02
詩
最近の編集部ブログ
-
詩歌作品発表ブログ「日々が紙から飛びだして」開設のお知らせ2013.12.27