【作品】一覧 詩 【第17回】中野 書記と台帳の庭で犬たちが遊んでいるよ すべて在来種だ、耳がぴんと立ち尾が巻いて キャンキャンしたやつらだがその合唱は 遠いアトラス | 管啓次郎 詩 【第16回】いにしえのAV女優たちのバラード 言ってくれ、いまどこにいる、 逢坂あきら、白磁のようなその腰のくびれ、 自殺説が濃厚だけれど、 なまこサバイバル | 野村喜和夫 詩 【第16回】舞い上がれ、5 あれは たしか 転校生だったころ。 新品のかばんに 気管支たち | 野口あや子 | 三角みづ紀 詩 【第16回】T.B.C. (Terminal Baggage Claim) ほとんど十五年前の夜 ほとんどおなじ部屋 ほとんどおなじベッド その襞奥で虹を架ける ぼくの腕と 遠いアトラス | 石田瑞穂 詩 【第16回】アンへリート 生き延びるためには技術が必要でした。 あの子がここに映っています。 白い服を着て、手には花をもって。 私と遊んで | 大崎清夏 短歌 【第16回】第十六週 この街から夜という夜を奪ったガソリンスタンド大炎上は、 三日三晩燃え続けた。 モノクロの映画の中に真つ黒な血が流れてた昨夜のさむさ 流星の予感 | 山田航 詩 【第15回】なまこ連? (なまこ連?) なまこよ、なまこよ、 身熱の なまこサバイバル | 野村喜和夫 詩 【第15回】舞い上がれ、4 すきなひとがすきな場所からすりこんだ香水みたい。生きるやりかた あかねさすむらさきルージュだれよりも下睫毛には自信があるの 気管支たち | 野口あや子 | 三角みづ紀 詩 【第15回】トワイライトタウンの八咫烏(暁方ミセイ) 四時半が最終入場ですと記載されたガイドブックの 薄緑の白川通りを走ってきたはずなのに 道を間違えたらしい 遠いアトラス | 暁方ミセイ 40/48最初のページ前へ…3637383940…≫最後のページ