【検索結果】"福田若之 "の一覧
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俳句
【第7回】琴
皆様、このプロローグは作者のものではございません。という文言でジャン・コクトーの戯曲『オルフェ』は始まります。ですが、今回皆様のお目にかけようとしているのは、その『オルフェ』からト書きの一部を引き抜いて、それらに俳句をくっつけてしまおうということなのです。
塔は崩れ去った | 福田若之
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俳句
【第6回】わたし
どうして人を殺してはいけないの?
に対して、答える言葉を持つこと。
そもそも人が人を殺すということは
人と人とがつながりあう場所でしか
原理的には、起こりえないことだ。
塔は崩れ去った | 福田若之
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俳句
【第5回】過去
1990ねん 8がつ 10にち きん ようび てんき はれ
きょうわ、6ちいのたんじょうびだった。ままが、にっきさょうおかってくれた。うらに、じぶんのなまえお、かわつゆうた、ってかいた。たいせつにした。
塔は崩れ去った | 福田若之
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俳句
【第4回】力
「「あなたの満足を生むものでさえあれば、どんなにくだらない、些細なできごとでもひっぱり寄せてみたまえ、そうすれば残りの世界のすべてが、つまり、その組織、限界、価値のすべてがつづいてやってくるからだ。」」と、その本には書いてある。
塔は崩れ去った | 福田若之
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俳句
【第3回】熱
2114年、大江戸州12区(旧東京都品川区)生まれ。2145年、第一句集『火焔』で帝国図書館文芸出版部国民詩歌新人賞を受賞。2165年に結社『八十島』を創立、主宰となる。2191年、アルツハイマー型認知症に伴う心不全により逝去。
塔は崩れ去った | 福田若之
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俳句
【第1回】アトランダム
――ひさしぶりに訪ねた友人は、約束の時間にずいぶん遅刻してしまった僕を快く迎えてくれた。コンピューターにつながれたスピーカーから、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」が流れている。
塔は崩れ去った | 福田若之
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