【作品】一覧 詩 【第13回】光の開口部 台所を通り抜けて6畳間へ行く 仕切り戸が閉められるのは夜のあいだだけ ビタースイートホーム | 川口晴美 詩 【第13回】匂い 駅近くのスーパーマーケットに寄った 二階はボウリング場になっていた ランコントル | 木村ユウ 詩 【第13回】エケコ人形 交換しました 「本物です。ペルーの特徴がありますねー」 忘れる前 | 大江麻衣 俳句 【第13回】北 凍ったみずうみの上で、今日もなにごとも起きない。 塔は崩れ去った | 福田若之 詩 【第13回】触角の記憶 別れを保留して そこにカーテンを引いた。 POETRY FOR YOU | 文月悠光 短歌 【第12回】某月某日(12月) ともだちに会う。わたしが ここ様連れの為、 気づかって彼女がわたしたちの住んでる町まで来てくれて ここと うたと ことばのれんしゅう | 今橋愛 詩 【第12回】なんでもないこと いや、ちがう お風呂場に鏡はなかったから手探りで 意固地な子どもは少しずつ子どもの体を脱ぎ捨てていったのだ ビタースイートホーム | 川口晴美 詩 【第12回】マグノリアの香り 小さな時から まわりの人間が次々に死んでいった 生きている人間も幸福には ランコントル | 木村ユウ 詩 【第12回】ゆうれい 「歌舞伎は、話している人以外みんな止まっている!」 話のききかたの本来のかたち きれいな姿勢でじっと聞く 忘れる前 | 大江麻衣 22/48最初のページ前へ…2122232425…≫最後のページ