【作品】一覧 詩 【第8回】真紅のグロスしか似合わない国 もう何年も虹を見ていない 天候は、あまりに気まぐれで 人生を揺さぶったりもする 誰でも明日のことは考える | 城戸朱理 詩 【第7回】船長 ふねの現在はつねにあなたにかかっている あなたは毎日休みなく働き続ける あなたがいなければふねは進まない あなたがいなければふねは沈む あなたがいなければふねはばらばらになり やねとふね | 河野聡子 詩 【第7回】ばかのうた (宮尾節子+まちこ) わたしばかだから やめてほしいの それは。 牛乳岳 | 宮尾節子 詩 【第7回】球体映画 6月18日 前日の深夜、作業している最中に寝てしまい、気付いたら朝6時。パッと風呂に入り、借りてきた映画を見る。 TiP!のズッコケ交換日記 | カニエ・ナハ 俳句 【第7回】川など 視界の右奥を、白い鷺が、より右へ、歩いている その、より奥から、笛の音がきこえる 視界の真ん中の奥を、べつの鷺が右へ歩いてゆく アルミレコーズ | 佐藤文香 詩 【第7回】アスピリンが必要な夜 水着を広げたら 去年の砂がこぼれ落ちた 骨を砕いたような白い砂は 誰でも明日のことは考える | 城戸朱理 詩 【第6回】刑事たち ある日刑事たちがやってきてわたしをカツ丼食堂へ連行するふたりの刑事たちはわたしを外へ連れ出し、黒塗りの乗り物にのせ、移動する。でたらめなくらいそっくりで、似ていないふたりだ。 やねとふね | 河野聡子 詩 【第6回】木下くるみ (宮尾節子+まちこ) ぽとんと うしろで小さな音がした ふりむくと裏の草むらに 牛乳岳 | 宮尾節子 詩 【第6回】道化の華~いかたこなんきん~ 6月11日 長く書いていた論文を編集部に提出。校正後、九行オーバーとのことで、必死で本文を削る。彼のファンにも、というかむしろ彼を毛嫌いする人にこそ読んで欲しい。 TiP!のズッコケ交換日記 | 橘上 36/48最初のページ前へ…3637383940…≫最後のページ