【記事】文芸一覧
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花梨は自宅の応接間だった部屋を改造して〈雑司ケ谷スイーツ〉という店をやっている。扱っているお菓子の品目はまだ少なく、蕎麦粉を混ぜて薄く焼いたどら焼きの生地で筒状の羊羹を巻いた〈どらクレープ〉がメイン商品である。目下のところは、そのバリエーションの開発に勤(いそ)しんでいた。
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迷宮へようこそ ~ホロ苦く、滑稽で、奇妙な七つの物語~ | 武山博
大友さんの話では、担当の民生委員の方が定期的に対象者を訪問する義務があり、その日訪ねたところ郵便物がドアの前に散乱しており、不審に思い、家主さん立ち会いのもと中の様子をうかがうと、炬燵に入ったまま仰向けになり口を開けたまま事切れていたそうで、鳥籠のインコも落ちていたとか。
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翌日から正義は、一ノ瀬舞衣の仕事帰りの道を一緒に歩くことになった。最初はひたすら恐縮していた舞衣もだんだん彼の存在に慣れてきた。
週末までは何ごともなく、毎晩律儀に彼女のアパートの前で引き返す日々がつづいた。ダミーの防犯カメラが威力を発揮したのか、夜間も気になることは起きていないという。 -
初めての首相の仕事を終えて友作が家に帰ってきたのは、十九時半であった。車が家の前に止まった事に気づくと友作の母は心配そうに玄関から出てきた。
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(ようし!)こよみちゃんは、全力で走り出しました。いつも幼稚園のかけっこでは、一等をとっているこよみちゃんです。あっというまに、女の子を追い越してしまいました。
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二十分で総合庁舎に到着し、友作と英仁は総合庁舎の広々としたホールに入った。ここで任命及び就任式が行われると英仁は友作に伝えた。
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【第2回】第一章 吹きすさぶ北風上司と眩しく照らす太陽先輩 - (2)
バタバタと急ぎ足で会社を出ると外はしとしとと雨が降っていた。
午後からの会議で使用した書類の出来の甘さを最上に絞られ、自分の残りの業務に手をつけられたのは夕方近くになってからだった。 -
「もんちゃん嫌い! あっちへ行って!」こよみちゃんは、黒猫のもんちゃんに言いました。もんちゃんは、こよみちゃんが幼稚園から帰ってきたのが嬉しくて、こよみちゃんにすり寄ったのです。
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