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【第５回】『方丈記』異聞（３）
――堪忍の緒が切れました。今度こそ小生は、小生の決意を彼らに分からせてやらねばなりません。一度、その前に是非お目にかかり、小生の愚かな思いを聞いて頂き、もし他に方法があるならば、しかるべき道をご教示賜われば幸いと存じます。
もし、ご都合がよろしければ、来る○月○日の夜、八時に東二丁目の「鶴の湯」隣のコインランドリーにてお目にかかりたく存じます。かしこ――
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