2016.06.15
Macでウィンドウズを動かすのは負荷のかかる作業だ。MacBookのスペックを見る限り、不安になる人も多いだろう。しかし、一部のクリエイティブ作業を除いてはほぼ問題なく利用できるし、設定次第ではさらに快適に動かすことも可能だ。
仮想環境で動かす
ウィンドウズでないとできない作業は以前と比べてだいぶ少なくなったが、それでも一部の業務用ソフトやシステムなどで、ウィンドウズを使わなければならないシーンもある。
MacBookでも、果たしてウィンドウズは快適に動かせるのか。仮想化ソフト「パラレルス・デスクトップ」を使って、さまざまな作業を実際に試してみた。
MacBookのCPUは標準モデルで 1.1/1.2GHz、メモリは8GBとスペックだけ見るとウィンドウズ10をエミュレーションで動かすには少々不安もあった。というのも、ウィンドウズ10のシステム要件は、ネイティブ動作の場合、1GHz以上のCPU、メモリは32ビット版で1GB、64ビット版で2GBが必要とあるからだ。ハードウェアスペック的には動作をクリアできる際どいラインのように見える。さらに、これを仮想環境で動かすのだから、心配になる人も多いだろう。
だが、実際にインストールを行い、通常のWEBブラウザやメール、テキスト入力といった軽い作業ではほとんど問題は生じなかった。同スペック程度のモバイルPCなど、ネイティブ環境のウィンドウズのほうが若干レスポンスが速いであろう場面も見かけたが、これはMacBookの処理能力そのものというよりは仮想環境ゆえの制約だ。