2017.08.16
iMac単体でほとんどのことはできてしまうが、必要に応じて機能を拡張できるのがデスクトップ型Macの最大の強みだ。だが、購入するときにしかカスタマイズできない部分もある。
iMacの拡張性とは?
「iMacの拡張性は低い」という声がいまだによくある。確かに内部拡張性はないに等しく、後述するが注文時にカスタマイズできるのはプロセッサ、メモリ、ストレージだけである。
しかし、サンダーボルト3の搭載によって、外部拡張性は現行のMacプロを超えたともいえる。サンダーボルト3は40Gbpsという超高速インターフェイスであり、外付けでも内蔵デバイスとさほど変わらないスピードで接続できる最新規格だからだ。とはいえ、サンダーボルト3の周辺機器が出揃うのはこれからで、普及価格帯の製品が出てくるのは先の話だ。
それよりもiMacには、ノート型ではMacBookエアにしか残っていないUSB3.0(タイプA)が搭載されていることのほうがユーザにとって朗報だろう。従来のUSB機器がそのままつながるからだ。
また、サンダーボルト3はコネクタ形状がUSBタイプCと共通になり、従来のサンダーボルト2のミニディスプレイポートとは形状が異なる点に注意が必要だ。
つまり、外付けディスプレイを接続するには「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」を使うなど、インターフェイスの変換が必要となる。デュアルディスプレイ環境を組むのにハードルが1つ生じてしまうので、USB│C対応のディスプレイを検討したい。
豊富なインターフェイス
iMacの拡張性は基本的には外付け機器での拡張になる。デスクトップだけにスペースに余裕があるためノートでは廃止されたイーサネットポートもあるし、USBタイプAも4ポートと余裕がある。