2017.12.18
Macの画面上の動きをキャプチャしたいとき、QuickTime Playerで画面収録できるのはご存じでしょう。しかし、そのままではMacのソフトから出ている音声が録音できないので、収録できる方法を解説します。
Macやソフトの操作説明をしたいときや、ゲームのプレイ動画をシェアしたいときなど、画面を録画したいシーンは意外と多くあります。また、ライブストリーミングを録画して残しておきたかったり、フェイスタイムなどのチャットも録画したいですよね。
そんなときに活躍するのが「クイックタイム・プレーヤ(QuickTime Player)」です。この画面収録機能で画面をすべて、あるいは一部分を録画できるのです。ところが、音声の入力先は内蔵マイクか外部ソースに限られてしまいます。つまり、サファリやiTunesといったMac上のソフトから出ている音声が入らないのです。自分の声で解説する操作ムービーを作るならいいのですが、ゲームのプレイ動画では無音声だと迫力が半減します。
そこで、「ループバック(Loopback)」の出番です。以前は「サウンドフラワー(Soundflower)」というソフトがありましたが、開発が止まってしまいましたので代わりのソフトとしてこのループバックがおすすめされています。有償なので継続利用するときはお金がかかってしまいますが、設定はサウンドフラワーよりも簡単です。
ループバックを導入したら、あとは普通の方法で画面収録するだけです。
必要なアイテム・ソフト
●Loopback
【開発】Rogue Amoeba Software, Inc
【価格】99ドル
【URL】https://rogueamoeba.com/
●QuickTime Player
STEP1・Loopbackをインストールする
Loopbackは、仮想オーディオインターフェイスを作るソフトで、Macで動作しているソフトを入力ソースにできます。これを画面収録時の音声入力ソースにすれば、Mac内で鳴っている音を動画に含めることができるわけです。たとえば、Skypeでのチャット中にマイク入力とiTunesをLoopbackでミキシングすると、相手に音楽付きであなたの声が届けられます。
Loopbackのインストール
公式サイトからダウンロードしたZIPファイルを解凍して、「Loopback.app」をダブルクリック。クイックスタートが開始されるので[Install]をクリックします。ログインパスワードが求められます。
Loopbackの設定
インストールが完了したらそのまま設定画面に移行します。画面収録したいソフトを[+]ボタンをクリックして追加しましょう。複数のソフトを選べばミキシングされます。ここではSafariを追加しました。