【作家紹介】SST+U | マイナビブックス

詩、短歌、俳句の新しいカタチを探ります。紙から飛びだした「ことばのかたち」をお楽しみください

新しい器官

新しい器官

【作家紹介】SST+U

2015.01.20 | SST+U

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加



1月26日から始まる「ことばのかたち ~日々が紙から飛びだして~」Season4。火曜日のご担当は俳句ユニットSST+Uの皆さんです。




SST+U

榮 猿丸(さかえさるまる)
1968年東京都北区生まれ。
俳句結社「澤」同人。2014年、句集『点滅』(ふらんす堂)により第5回田中裕明賞受賞。

関 悦史(せきえつし)
1969年土浦市生まれ。
第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞、第11回俳句界評論賞受賞。
句集『六十億本の回転する曲がつた棒』で第3回田中裕明賞受賞。
「豈」「k+(クプラス)」所属。
2012年「現代詩手帖」俳句時評欄、2015年「俳句」時評欄担当。

鴇田智哉(ときたともや)
1969年木更津生まれ。
第16回(2001年)俳句研究賞受賞、第29回(2005年)俳人協会新人賞受賞。
結社「魚座」「雲」を経て、現在無所属。 
句集に『こゑふたつ』(2005年)、『凧と円柱』(2014年)

梅﨑実奈(うめざきみな)
1983年東京都生まれ。SST+Uのアレンジメント担当。


【連載タイトル】
新しい器官

【メッセージ】
二階から、しゃっくりが。
慌てて外へ出ると、右上のあの赤い星からも、しゃっくりが。

そういう私は、もとよりただのしゃっくりで、
いや、私がしゃっくりなのか、しゃっくりが私なのか。
だって私のしゃっくりは、私の上からも、下からも、前からも、後ろからも聞えるのだ。ほら今、手元の蜜柑からも、しゃっくりが。

いったい私は、誰のしゃっくりなのか。