2015.11.01
事例3:「100mlの醤油を売る」ための充実した情報 職人醤油(EC)●特集「コンテンツマーケティング」 知識量に応じたコンテンツで購入に導く
醤油に特化して売り上げを伸ばしているECサイト「職人醤油」。同サイトは幅広いレベルの情報とこだわりを伝えることで、ユーザーの購買を見事に後押ししている。
違いがわかりづらい商品だからこそ、詳細な情報を提供する
コンテンツマーケティングで成功しやすい要素の一つとして、「特化すること」が挙げられる。それまで醤油とはまったく関係のない仕事をしていた代表の高橋万太郎氏が2008年の5月にローンチした「職人醤油」も、醤油というニッチ市場に特化して成功したECサイトだ。全国の蔵元を自ら訪ね、選びぬいた醤油のみを販売しているが、さまざまな醤油を試しやすくするために、100mlというミニサイズのみを販売。高橋氏の目利きと、醤油に関する良質なコンテンツで順調に売り上げを伸ばし、2010年の5月にはリアル店舗もオープンした。ECと実店舗での販売、デパートなどの小売り店への卸を含めて、月間の販売数は約15,000本に上る。