2015.10.29
事例2:福井県の工場が膨大なコンテンツを作り続けられる理由 三和メッキ工業(BtoB)●特集「コンテンツマーケティング」 効率の良いQ&A発信でユーザーにアプローチ
数万以上ものコンテンツを提供して、検索上位に表示される三和メッキ工業。わずかな人数でも膨大な情報提供を可能にする秘密はQ&Aにあった。

提案からクロージングまでWebで完結
福井県福井市にある三和メッキ工業は従業員約30名。日本の製造業を高い技術で支える、典型的な地方企業と言っていいだろう。しかしメッキ業界も他業種と同じく、海外を巻き込んでの価格競争は増す一方。新規開拓が難しい地方企業のままでは先細りであることは否めなかった。そんな状況を打開するために同社が取り組んだのがWebサイトだった。
「Webサイトを立ち上げた頃は、会社はかなり厳しい状況でした。新規顧客の開拓といっても、近所の企業に飛び込んで提案したり、地元の電話帳に広告を出すぐらい。そこで少しでも多くの人に会社のことを知ってもらえればという気持ちでWebサイトを始めました」(西山喬之氏)
藁にもすがる思いで始めたWebサイト。ところが今では、同社のWebサイトは「メッキ」に関するキーワードで検索をかければ、必ずといってもいいほど上位に表示されるまでに成長した。質はもちろんだが、膨大な情報量で同業他社を圧倒している。