[UX2-3]理想の体験へと導く施策を段階的に設計する|WD ONLINE

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[UX2-3]理想の体験へと導く施策を段階的に設計する こんなユーザー体験をしてほしい

コンテンツを通して提供する価値が決まったら、具体的にどのような記事を掲載し、どのようなフローを経てユーザーにしてほしい体験・行動をしてもらうかを考えていきます。そのためには、「カスタマージャーニーマップ」と呼ばれる、ユーザーの体験ストーリーを考える手法が有効です。

メディアの担う範囲を位置づける

ここまではコンテンツで課題解決をする方法について考えてきましたが、あなたが運営するメディアだけでその役割が完結するとは限りません。たとえば、ECサイトの売り上げを伸ばしたいとしたら、メディアで買いたい(買う価値がある)と思わせ、ECサイトに送客するところまでが担う範囲となります。このようにメディアが課題解決のどの範囲までを担い、そこまでどのようなフローを経るのかを明確にしておきましょう。

たとえば有料のWebマーケティングツールを提供する会社による、Webマーケティング情報を発信するメディアがあったとします。メディアでは、まだWebマーケティングにそれほど力を入れていない企業のWeb担当者と繋がり、最終的には自社で提供する有料のマーケティングツールに契約してもらうことを目指しています。このときメディアでは、以下の4つのフローを経て、簡単にWebマーケティングが行えるツールがあることをユーザーに知ってもらうところまでを担います(01)。

(1)メディアを通して、マーケティングの概念を知る
(2)自社の課題が、マーケティングの手法で解決できることを知る
(3)資料やイベントでより深い知識を得られることを知る
(4)資料DLやイベントへの参加を行う

そこから先は、マーケティングツールのサイトへ送客し、どのようなマーケティングを行えるのか比較検討をし、有料契約へと繋げています。

 

ペルソナの体験ストーリーを書き出す

メディアとして担う範囲とフローが決まったら、ユーザーにそのフローを体験してもらうためにはどのようなコンテンツを掲載すべきかを考えていきます。それには「カスタマージャーニーマップ」という手法が有効です。これは、ペルソナが課題解決をする過程でどのような行動をし、どのような感情・思考になっていくかというストーリーを組み立てていくものです。

Webマーケティングのメディアでは、新規に獲得したいペルソナのWeb担当者がWebマーケティングを自分ごと化し、Webマーケティングのツールを知るようになるまでのフローを次の5つのフェーズに分けて考えていきました(02)。

(1)漠然とした課題
(2)マーケティングの認知
(3)DL資料やイベントの認知
(4)DL資料やイベントの実践
(5)マーケティングツールの認知

ユーザーのを知識を成長させる

カスタマージャーニーマップの第1フェーズ「(1)漠然とした課題」は、まだペルソナがWebマーケティング情報のメディアに出会っていない状態です。Web担当者に任命されたものの、社内には知見がなく何をしてよいかわからない状態にあります。もしこの段階のペルソナに、Webマーケティングツールの広告を見せても、具体的に何ができるのか自社で使いこなせるのかが判断できないので、接点を持つことは難しいでしょう。

第2フェーズの「 マーケティングの認知」で、メディアと出会い、少しWebマーケティングがわかるようになってきます。そのためにメディアでは、Webマーケティングに初めて取り組む人に向けた入門的な記事を掲載します。また、専門用語が出てきたらその解説記事をリンクするなど、知識がない人でも読んでいてわからないと感じるものがないようにしていきます。

第3フェーズの「(3)DL資料やイベントの認知」では、ユーザーがWebマーケティングについて学ぶ方法を調べるようになります。記事ではオンラインで入手できる資料やイベントを活用して、Webマーケティングを学ぶ方法を紹介します。

第4フェーズの「(4)DL資料やイベントの実践」では、ユーザーが実際に資料やイベントでWebマーケティングについてさらに一歩踏み込んで勉強していきます。そのために記事では、有用な資料やオススメのイベント情報などを掲載します。

最後の第5フェーズ「(5)マーケティングツールの認知」では、ツールを使うことで簡単にWebマーケティングをはじめられることを知ってもらいます。そのため記事では、ツールの特長と自社のツール紹介を掲載します。

また、これらのフェーズを経ていく過程で、ユーザーはメディアについて「役に立つ」「ファンだ」と思ってくれているでしょう。新しい記事を公開したときに知らせられるよう、第3フェーズあたりでSNSのフォローやWebサイトのプッシュ通知を促すとよいでしょう。

このようにして、徐々にユーザーの知識を成長させ、「Webマーケティングツールの有料契約をしてもらう」という目的に近づけていきます。

メディアをマーケティングに活用するメリットは、これまで接点を持てなかった人にもその人のステージにあわせてリーチしやすい点にあります。知識がない状態でツールと出会っても、どんな効果がもたらされるのかが不明なため、興味を持ってもらえません。無関心だったところに、Webマーケティングとは効果のあるものであり、手軽に利用できるWebマーケティングツールがあるという知識を段階的に伝えるからこそ、ユーザーと繋がることができるのです。

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掲載号

Web Designing 2018年6月号

Web Designing 2018年6月号

2018年4月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

Webビジネスの成功は【UX視点のコンテンツ】にある!

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【その情報を一番欲しがっているユーザー】に、
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UX視点のコンテンツ戦略・制作方法!

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UXでキラーコンテンツを生む方法

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近年、盛んに「UX」の重要性が叫ばれていますが、それはサイトのデザインだけの話ではありません。
Webに掲載し、ユーザーに読んでもらう・見てもらう「コンテンツ」こそ、Webビジネスの成否を握っていると言えます。

例えば自社の商品を「もっとも必要としている人」に、商品の魅力を十二分に理解してもらい、前向きな反応をしてもらうには、
サイトに載っている情報(キャッチコピーや説明文、ビジュアル、映像など)が刺さらなければ意味がありません。

その確度を上げるために有効なのが、「UX」視点です。
Web Designing 6月号では、より実践的に、UXの考え方を実際のWebビジネスに落とし込むための方法を網羅しました。
誌面を読んで、実際に手を動かしてみてください。

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「質問に答える」「付箋を貼る」「定型書式に書く」だけで、
自社に必要な「ユーザー視点のコンテンツ」が見えてくる!

◆答えるだけ!自社サイトに足りない“愛”診断
質問に答えて、どれだけターゲットになる読者のことを把握しているか、ユーザー目線で見られているか、現状を把握しましょう。


◆貼るだけ!付箋ではっきりさせる課題と方針
自社サイトをユーザーにとって何の役に立つものにしたいか、どんな情報を公開べきかが見えてきます!


●書くだけ!自動化できるテキストコンテンツ制作用フォーマット
定型の書式に書いていくだけで、文章が苦手な人でも効果が期待出来る文章が出来上がります!

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◆ユーザー調査・設定
コンテンツの成功は「ペルソナ」にある!伝えたい「読者像」を浮き彫りにする調査・考察方法

◆コンテンツ戦略設計とKGI/KPI設定
浮き彫りにした対象読者に、[何を][どのように]提供し、[どう感じてもらうか][どういった行動を取ってもらいたいか]の戦略の立て方

◆コンテンツ制作
届けたい相手の「行動変容」を促すユーザー目線(UX視点)の具体的テキスト・コピー・ビジュアルその他の作り方・限られたリソースを有効利用した制作体制の作り方


●これからはSEOに加えて、「SXO」が重要!
いかに検索で行き着いたユーザーの意図を捉えたコンテンツを作成し、検索体験を満足いくものにできるかどうかが今後のWebビジネスには必須になります。そのためには、UX視点での分析・施策が欠かせません。

■コンテンツの見せ方
せっかくのコンテンツ、一生懸命会心の作を作っても、見てもらわなければ意味がありません。コンテンツの「見せ方」も、ユーザー目線を持って考えなければ、「見えてるのに認識されない」「結局記憶に残らない」ということが往々にして起こり得るのです。では、発信するコンテンツを効率的に効果的に見せるにはどんなことを考えればいいのでしょうか。


<こんな方にオススメです>
■中小企業のWeb担当者
 ・自社メディアにかける予算なし
 ・本業の片手間でやらざるをえない
 ・プロジェクトチームを組める余裕はない

■引き継いだ、やる気だけはある未経験の担当者
 ・何書いていいかわからない

■自社メディアを始めてはいるが、停滞期に入っている
 ・PVが下がりもしないけど伸びもせず、サイトが役割を果たしているかわからない

■UXをまずは何から始めていいのかわからない
■UXってデザインだけじゃないの?
■そもそもUXってなにがよくなるの?
■部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
■理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい

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