あなたのブログ・オウンドメディアの課題を徹底診断!|WD ONLINE

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あなたのブログ・オウンドメディアの課題を徹底診断! 今のまま続けるべき? それとも直すべき?

本特集では、あなたのブログ・オウンドメディアが抱えている問題に手を入れて、読者に愛されるメディアに変えるためのさまざまなノウハウを紹介していきます。そのための第一歩として、まずは手がけているブログやオウンドメディアの現状を正しく把握しておきましょう。そこでブログ・オウンドメディアの診断項目を用意しました。じっくりと取り組んでみてください。
Illustration:カトウキョウコ

取材先:株式会社グッドパッチ

 

ここから診断!

ここから15の質問をしていきます。自分たちの現状を冷静に見渡しながら、回答してください。

【PART 1】あなたのブログ・オウンドメディアの読者・ユーザーについて質問します。

[Q1]あなたのブログ・オウンドメディアは、なんのために運用しているのでしょうか?

[Q2]あなたのブログ・オウンドメディアの読者はどんな人ですか?具体的に説明してください。

[Q3]ブログ・オウンドメディアの読者と実際に会ったことがありますか? 会ったことがあるという場合、どんな話をしましたか?

[Q4]ライバルと考えている、あるいは参考としているWebメディアを5つ挙げ、それぞれ意識する理由を記してください。

[Q5]あなたのブログ・オウンドメディアの「強み」はなんですか?

 

【PART 2】あなたのブログ・オウンドメディアのコンテンツについて質問します。

[Q6]あなたがブログ・オウンドメディアを通じて読者に届けたいと考えるものはなんですか?

[Q7]Q6で回答した内容は制作チームの中で、また、社内で共有できていますか?

[Q8]ブログ・オウンドメディアの記事は、読者の課題を解決する内容になってますか? なぜそう考えるのかという理由もあわせて回答してください。

[Q9]あなたのブログ・オウンドメディアの読者はどんな時に、さらにはなぜあなたの記事を読んでいるのでしょうか。

[Q10]あなたのブログ・オウンドメディアは、会社のビジネスとつながっていますか?

 

【PART 3】あなたのブログ・オウンドメディアの制作体制について質問します。

[Q11]あなたのブログ・オウンドメディアは何人で、どんな体制で運営をしていますか?

[Q12]記事の書き手は、どんな目線からコンテンツを書いていますか?

[Q13]記事を書き始める前にコンテンツの「流れ」や「オチ」を決めていますか?

[Q14]記事を書く前に、その記事の目的やゴールを設定していますか?

[Q15]ブログ・オウンドメディアの「実績」を数字で見ていますか? 「見ている」という人はそれをどう活用していますか?

 

ここで採点!

それぞれの質問のポイントと、採点方法を説明していますので、書き込んだ回答の内容と比較しながら、自己採点してみてください。今回の診断の目的は、高得点をとることではなく、現状を正しく認識すること。ヘンにゲタを履かせたりすることなく、客観的な視点から採点するようにしてください。なお、一人で評価をするのが難しいと感じたら、事情を知る、近しい第三者に採点を委託してもいいでしょう。

【PART 1】読者・ユーザーについて

(1)あなたのブログ・オウンドメディアはなんのためのものか、その目的がはっきりしているかを問います。
ブランディング、売り上げ目的、商品の宣伝など、目的がはっきりとしているならば5点。その目的がコンテンツに反映されているならば、回答の質によって1~5点の間で加点してください。

(2)対象となる読者(ユーザー)を見据えたうえで、ブログ・オウンドメディア展開ができているかを尋ねています。
対象となるユーザーをきちんと定めているなら3点。さらにそのユーザー像をより具体的にするためにペルソナを作成しているなら5点を、そのペルソナの顔写真を定めていれば2点を加点してください。

(3)読者を深く理解するためには、実際に会って話をしてみることが大切です。
1人でも会ったことがあるならば3点、複数に会っているならば3点を加えてください。さらに聞いた話をサイト構築に役立てているならば、1~4点の間で加点します。

(4)他サイトの研究は、ブログ・オウンドメディアの運営に欠かすことのできない作業です。
参考にしているサイト1つにつきそれぞれ1点。それぞれのサイトについて、参考にしている理由が明確に語れたならば、それぞれ1点ずつ加えてください。

(5)自分たちの強みを明確にしておくことは、読者と向き合うために大変重要なポイントです。
強みを明確に語ることができていれば5点。その強みが今のサイト作りにきちんと活かされてると考えるならば1~5点の範囲で加点してください。

 

【PART 2】コンテンツについて

(6)ブログ・オウンドメディアが、読者の課題やニーズを意識した上でつくられているかを尋ねています。
ブログ・オウンドメディアの内容が、社内事情が優先され、都合のいい宣伝ばかりになってしまっているようだと、この質問に対する回答は曖昧になるでしょう。明確に答えられているかを1~10点の間で採点してみてください。

(7)読者の課題やニーズが、記事制作にあたって、ぶれることなく、きちんと共有されているかを尋ねています。
で尋ねた「読者が抱えている課題」を、チーム内で共有できているなら3点。さらに、上司などの決裁権者ともきちんと共有できているなら3点を、社­内で広く共有できているならば、その度合いによって1~4点の範囲で加点してください。

(8)あなたのブログ・オウンドメディアが、読者の課題を解決するための内容になっているかを問います。
役立つ記事をリリースしたことがあると感じるなら3点。さら継続してリリースできているなら3点を、読者からの反響・フィードバックがある場合はその件数や度合いによって1~3点を加点してください。

(9)読者の行動を理解できているか、それにマッチしたコンテンツをつくることができているかを尋ねています。
読者の行動が理解できていると感じるなら5点。その行動にマッチした記事をリリースできているなら、その本数や反響の度合いによって1~5点を加点してください。

(10)ビジネスにつながるポイントを明確にできているのかを確認する質問です。
ビジネスへのつながりを明確にできているならば5点。その上で、すでに成果が上がっているならば5点を、今はまだ成果が上がっていなくても、将来的な見通しが立っているなら3点を加点してください。

 

【PART 3】制作体制について

(11)ブログ・オウンドメディアを適切な体制で運営できているかを尋ねています。
メディアの規模にあった人数で取り組んでいるのかどうかを1~5点で採点し、そのうえで適性な役割分担ができているのかどうかを1~5点で採点し、その合計点を出してください。

(12)記事を読者の目線に立って記事を書けているのか、そういう意識があるかを確認します。
目線が定まっているかどうかを5点満点で採点し、さらにその目線が読者に評価されているのかどうか、その現状を5点満点で採点、その合計を出してください。

(13)記事の更新をスムーズに行うためには、内容のレベルを均一化し、効率よく執筆する工夫が必要です。
記事執筆に関するルールや工夫ができているかどうかに言及できていれば5点、さらにそれをメンバー間で共有できていれば5点を加えてください。

(14)記事の目的やビジネス上のゴールが整理された状態で執筆ができているかどうかを尋ねています。
記事のクオリティを上げ、また、その状態を保つために、あらかじめ目的やゴールを設定できているならば5点、それをメンバー内で共有する仕組みができていれば5点を加点してください。

(15)ブログやオウンドメディアをどう評価するのか。その評価方法をきちんと定めているかを問うています。
評価を客観的に行うための指標となるのが数字です。数字を見る体制ができていれば5点。それをコンテンツづくりに活かす体制がしっかりとできているならば5点を加点してください。

 

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掲載号

Web Designing 2018年6月号

Web Designing 2018年6月号

2018年4月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

Webビジネスの成功は【UX視点のコンテンツ】にある!

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UX視点のコンテンツ戦略・制作方法!

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UXでキラーコンテンツを生む方法

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近年、盛んに「UX」の重要性が叫ばれていますが、それはサイトのデザインだけの話ではありません。
Webに掲載し、ユーザーに読んでもらう・見てもらう「コンテンツ」こそ、Webビジネスの成否を握っていると言えます。

例えば自社の商品を「もっとも必要としている人」に、商品の魅力を十二分に理解してもらい、前向きな反応をしてもらうには、
サイトに載っている情報(キャッチコピーや説明文、ビジュアル、映像など)が刺さらなければ意味がありません。

その確度を上げるために有効なのが、「UX」視点です。
Web Designing 6月号では、より実践的に、UXの考え方を実際のWebビジネスに落とし込むための方法を網羅しました。
誌面を読んで、実際に手を動かしてみてください。

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「質問に答える」「付箋を貼る」「定型書式に書く」だけで、
自社に必要な「ユーザー視点のコンテンツ」が見えてくる!

◆答えるだけ!自社サイトに足りない“愛”診断
質問に答えて、どれだけターゲットになる読者のことを把握しているか、ユーザー目線で見られているか、現状を把握しましょう。


◆貼るだけ!付箋ではっきりさせる課題と方針
自社サイトをユーザーにとって何の役に立つものにしたいか、どんな情報を公開べきかが見えてきます!


●書くだけ!自動化できるテキストコンテンツ制作用フォーマット
定型の書式に書いていくだけで、文章が苦手な人でも効果が期待出来る文章が出来上がります!

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◆ユーザー調査・設定
コンテンツの成功は「ペルソナ」にある!伝えたい「読者像」を浮き彫りにする調査・考察方法

◆コンテンツ戦略設計とKGI/KPI設定
浮き彫りにした対象読者に、[何を][どのように]提供し、[どう感じてもらうか][どういった行動を取ってもらいたいか]の戦略の立て方

◆コンテンツ制作
届けたい相手の「行動変容」を促すユーザー目線(UX視点)の具体的テキスト・コピー・ビジュアルその他の作り方・限られたリソースを有効利用した制作体制の作り方


●これからはSEOに加えて、「SXO」が重要!
いかに検索で行き着いたユーザーの意図を捉えたコンテンツを作成し、検索体験を満足いくものにできるかどうかが今後のWebビジネスには必須になります。そのためには、UX視点での分析・施策が欠かせません。

■コンテンツの見せ方
せっかくのコンテンツ、一生懸命会心の作を作っても、見てもらわなければ意味がありません。コンテンツの「見せ方」も、ユーザー目線を持って考えなければ、「見えてるのに認識されない」「結局記憶に残らない」ということが往々にして起こり得るのです。では、発信するコンテンツを効率的に効果的に見せるにはどんなことを考えればいいのでしょうか。


<こんな方にオススメです>
■中小企業のWeb担当者
 ・自社メディアにかける予算なし
 ・本業の片手間でやらざるをえない
 ・プロジェクトチームを組める余裕はない

■引き継いだ、やる気だけはある未経験の担当者
 ・何書いていいかわからない

■自社メディアを始めてはいるが、停滞期に入っている
 ・PVが下がりもしないけど伸びもせず、サイトが役割を果たしているかわからない

■UXをまずは何から始めていいのかわからない
■UXってデザインだけじゃないの?
■そもそもUXってなにがよくなるの?
■部署を横断して取り組むべきなのはなんとなくわかっているが、説得する自信がない
■理論だけではなく、現場で実践していることが知りたい