2018.07.17
iOS向け楽器アプリは、タッチ操作を用いたユニークな演奏方法を備えたものも多く、従来にはなかった新たなジャンルを築くに至っています。一方、ピアノなどオーソドックスな楽器音は、普通の鍵盤で演奏してこそ引き出せる魅力があるのもまた事実です。
iOS向けには比較的早い時期から、電子楽器コントロールの共通規格である「MIDI」信号を入出力するハードが発売されていますが、近年のトレンドとしてBluetooth経由でワイヤレスにMIDI信号を送受信できる機器が増えています。ケーブル接続ではどうしてもレイアウトに制限が出て煩雑になりがちですが、ワイヤレスであれば狭い机の上などでもかなり柔軟な配置が可能になります。
ラインナップも豊富なBluetooth MIDI
ブルートゥース接続のMIDIコントローラを積極的に発売しているコルグ(KORG)からは、鍵盤数のラインナップをそろえた鍵盤の「マイクロキー・エア(microKEY Air)」シリーズ、鍵盤以外にドラムパッドやノブなど多彩な操作子を持った「ナノキー・スタジオ(nanoKEY Studio)」、ミキサーのフェーダー操作などに便利な「ナノコントロール・スタジオ(nanoKONTROL Studio)」といった機器がリリースされています。これらはすべて電池駆動が可能で、すでにワイヤレスが常識のMac用キーボードやマウスとも相性ピッタリ。また、専用のMIDIケーブルでつなぐ従来の機器も、アダプタを使うことでワイヤレス化が可能。なにかとケーブルが増えがちなDTM環境を、大きく整理整頓することが可能です。
●ラインナップ豊富なBluetooth鍵盤
KORGの「microKEY Air」は、標準より小型ながら演奏しやすいBluetooth接続可能な鍵盤。写真の25鍵に加え、37鍵、49鍵、61鍵と豊富なラインナップが用意され、持ち運び用から自宅での作業まで幅広い用途をカバーしています。
microKEY Air(25鍵)
【発売】KORG
【価格】6500円前後
【URL】https://www.korg.com/jp/products/computergear/microkey2_air/