2018.07.17
Appleデバイスに搭載されているストリーミング再生機能「AirPlay」は、Wi-Fiを利用しているため、規格上オーディオ信号にロスが生じてしまうBluetoothよりも高音質での送信が行えるほか、動画再生やMac/iOSデバイスの画面共有にも使えるなど、広い用途での活用が可能です。
そして、機能アップされた「AirPlay 2」がiOS 11.4で実装されました。現在はまだ対応スピーカなどは少ない状態ですが、すでにいくつかのメーカーがサポートを発表しており、今後新たな標準として広がっていくでしょう。一方、iOSデバイスとApple TVの組み合わせなら、すでにAirPlay 2の機能を最大限に活用できます。
AirPlayの基本を再確認
エアプレイ2を使ってみる前に、まずはエアプレイの基本的な機能について再確認しておきましょう。エアプレイは同じWi─Fiネットワーク内にあるアップル製デバイス、及び対応するスピーカなどの機器の間で利用でき、最初の接続時にパスコードを入力すれば、あとはオンライン状態であればいつでも使うことができます。
iOS標準の「ミュージック」アプリでは、再生画面で画面下のアイコンをタップしたあとに、表示された一覧から機器を選ぶだけ。音声に加え、アップルTVを出力先として使った場合には、ユーチューブなどのビデオ系アプリから映像をテレビに出力することも可能です。また、MacやiOSの画面を、ワイヤレスでアップルTVに出力することもできるので、オフィスや会議室などでも便利に活用することができます。
●再生アプリから出力先を指定
AirPlayで音楽の再生先を決める際は、「ミュージック」など対応アプリの画面上でAirPlayのアイコンをタップ。ネットワーク内にあるAirPlay対応機器が表示されるので、指定することでそのデバイスから再生されるようになります。
●Apple TVにはジャケット等も表示
出力先をApple TVにした場合は、音声だけでなく、再生中のアルバムのジャケットも同時に表示されます。
●Mac/iOSデバイスの画面共有
AirPlayでは、音声だけでなく、MacやiOSデバイスの画面をネットワーク内のApple TVから出力することも可能です。