2018.07.17
音楽を聴く際の相棒として欠かせないイヤフォンですが、最近はケーブルレスで楽しむ「完全ワイヤレスイヤフォン」が人気を博しています。製品選びで迷っているAppleユーザは、AirPodsを買うと多くのメリットがあります。
ケーブルレスの快適さ
最近はスポーツ選手などの著名人から一般の音楽ファンまで、多くの人々の耳元で見かけるようになったエアポッズ(AirPods)。2016年12月に発売されたエアポッズは、左右の本体を結ぶケーブルさえも取り払った「完全ワイヤレスイヤフォン」と呼ばれる新しいスタイルを開拓するイヤフォンの代表格です。
2016年の秋に発売されたiPhone 7/iPhone 7プラスから、iPhoneのアナログイヤフォン端子がなくなって、以後ブルートゥースの技術を使ったワイヤレスイヤフォンが注目されています。ワイヤレスイヤフォンの人気に火がついた当時は、手軽に試せる5000円台から1万円台前後の入門機がよく売れていました。しかし今は、音質や接続性が期待以上に良く、ケーブルの要らないワイヤレスリスニングの快適さに気がついた多くの音楽ファンがより上質なイヤフォンへの買い替え/買い増しに熱を上げています。最近では両耳をつなぐケーブルからも解き放たれて、まるで自分の周りだけで大好きな音楽が鳴っているような音楽体験にも多くの人々が関心を寄せています。
ペアリングもスムース
エアポッズは特にアップルデバイスとの連係に優れているので、iPhoneユーザにおすすめしたいイヤフォンです。iOS 10以降を搭載するiOSデバイスと簡単にブルートゥースのペアリング設定ができたり、iOSの枠を超えてMacやアップルウォッチともスムースに連係できるのが特長です。一度つないだことのあるデバイスなら面倒なペアリングの再設定も不要。iPhoneからiPad、そしてMacへ。音楽を聴きたいプレーヤ機器から音楽の出力先をエアポッズに指定するだけで自然な切り換え操作が完了します。
コンパクトなうえにライトニングケーブルで充電ができるので、外出や旅行のときに荷物の数を抑えられます。また、最先端のセンサ技術が組み込まれており、側面がタッチリモコンになっていて、タップ操作でSiriをスマートに呼び出したり、ハンズフリー通話の応答ができます。未来のテクノロジーを先取りするエアポッズは、音楽リスニングの常識を変える力を持つイヤフォンです。
AirPods
【発売】アップルジャパン
【価格】1万6800円(税別)
【サイズ】16.5(W)×18.0(D)×40.5(H)mm(本体、左右各)、44.3(W)×21.3(D)×53.5(H)mm(充電ケース)
【重さ】4g(本体、左右各)、38g(充電ケース)
【URL】https://www.apple.com/jp/shop/product/MMEF2J/A/airpods
AirPodsのここがすごい!
(1)連係がとにかく快適!
驚くべき連係性能
iPhoneとブルートゥースオーディオ機器を初めてペアリングするときには、オーディオの電源ボタンを長押ししてペアリングモードに入り、設定メニューを開いてから製品名をタップして接続というステップを踏むのが定石でした。一方、アップルが独自に開発したコントロールICチップ「アップルW1」を搭載するエアポッズの場合、そのペアリング作業が驚くほどに直感的です。
iPhoneはホーム画面を表示した状態で、エアポッズのケースを開くとiPhoneの画面に設定アニメーションが表示されます。「接続」アイコンをタップすればペアリングはあっけなく完了。しかもアイクラウド(iCloud)にサインインしていれば、同じアップルIDでアイクラウドにサインイン中のiPadや別のiPhoneにもエアポッズがリスニング機器として自動的に設定されます。
昨年iPodナノ(iPod nano)とiPodシャッフル(iPod shuffle)が生産完了となって、ジョギングに最適な身につけられる音楽プレーヤを探している人もいるでしょう。アップルウォッチ・シリーズ3のセルラーモデルはアップルミュージックのストリーミング再生にも対応する強力なウェアラブルオーディオプレーヤです。エアポッズとのペアはスポーツと音楽を同時に気持ちよく楽しむために欠かせないパートナー。iPhoneとエアポッズで音楽を再生中にアップルミュージックでボリューム変更ができることも覚えておくと便利です。
●ペアリングが超簡単!
従来のブルートゥースオーディオ機器では少々手間だったペアリング作業が、AppleデバイスとAirPodsなら驚くほどスムース。Appleデバイスユーザであれば、それだけでも大きなメリットがあります。
●バッテリ残量も一目でわかる
従来のブルートゥースオーディオ機器では、使いたいときにバッテリ切れで困ってしまうケースがよくありました。その点、AirPodsとケースの残りの充電量も、アニメーション付きでわかりやすく表示してくれます。
●AppleデバイスでなくてもOK
AirPodsがAppleデバイスでしか使えないと勘違いしている人はいませんか? これまで通りのペアリング手順を踏めば、問題なく利用可能です。
●Apple Watchとの組み合わせも快適
外出先でApple Musicを聴けるようになったApple Watch Series 3(セルラーモデル)と組み合わせれば、さらに利便性が高まります。気軽な音楽プレーヤを探している人は、こちらの選択肢も検討してみましょう。