2017.06.29
【最新Facebook投稿術】届いて伝わる「投稿術」 いい投稿には“型”がある!
Facebookページの運用には、定期的なコンテンツ投稿が欠かせない。しかし、自社にとって有効な投稿にするためにはどうすればよいか悩むことも多いだろう。そうした課題を解決するための知識や考え方について紹介していこう。
Illutration:児玉淳一
気楽に地道に続けた先に日々の投稿の成果が見えてくる
過度な期待をせずゆっくりと伸ばしていく
Facebookページの投稿を考える際、「他社のようにキャラクターを立てよう」「ものすごく話題になる投稿をしなければ」と力みすぎてしまう場合があります。しかし、5年くらい続けていないと効果が見えてこないというアンケート結果もあるくらい、短期的に効果を上げるのは難しいものです。過度な期待はせず、まずは「試しにやってみよう」という気楽な気持ちで、無理のないペースで投稿していくといいでしょう。もちろん炎上などへのリスクヘッジは必要ですが、あまりハードルを上げすぎないほうが、投稿ネタも考えやすくなります。
地道な投稿で得られるメリット
Facebookページの運用は大変ではありますが、ユーザーから直接コメントが得られるのは大きなメリットです。なぜこの商品を買ったのかといった意見を聞くことができ、そこから社内で想定していたのと違った意外なセールスポイントを発見できることもあります。その結果、Facebook担当が一番ユーザーのことを知っている人にもなり得ますし、頑張って運用していると、社内の各部署から「この商品もFacebookページに載せてほしい」という声がかかることもあります。それは運営担当者の評価にも繋がりますし、投稿ネタの収集にもなるでしょう。
また、大々的なプロモーションを打てない商品などの告知にも適しています。自社への愛着の強いファンにとっては、そうした情報はよりエンゲージメントを高めることにもなり得ます。
日々の投稿で満塁に
Facebookページの投稿における成果の出し方は、昔のプロ野球の打線のようなものだと言えます。まずは普段からファンの興味をひくコンテンツを定期的に投稿し、バッターを塁に出しておく。そして、ここぞというコンテンツには広告出稿をするなどの対応をし、外国人4番バッターのごとく、満塁ホームランを打ってもらうというように。普段きちんと投稿をしていないと、ニュースフィード表示の優先度を決めるニュースフィードアルゴリズム上の評価が下がったり、ユーザーにとっての存在感が薄れたりしてしまうので、地道にきちんと投稿を続け選手を塁に出しておくことはとても大事です。
そうした日々の投稿で、「これはどうしたらよいのだろう」と悩む点が多々あるでしょう。自社にふさわしいコンテンツとは何なのか、文体は丁寧口調と砕けた口調どちらが良いのか、写真投稿の工夫、炎上させない配慮などなど。本稿では、そうした投稿のポイントを紹介していきます。「なぜそうするべきか」を理解すると、自社にとっての正解パターンが見えてくるでしょう。
01 投稿のトンマナを揃える
投稿コンテンツを考える際、Facebookの特性を踏まえることは大事ではあるが、自社のブランドらしいものにするということを一番に心がけよう。世間で話題になっているFacebook施策の成功例を参考にするのはよいが、自社の他のマーケティング施策とトンマナが著しく違ってしまうと、ブランドの世界観を損ないかねない。
02 文章はなるべく短く簡潔に
SNSはじっくりと読まれるメディアではないので、基本的に投稿文はできるだけ簡潔にし、長文は控えたほうがよい。詳細な情報を伝えたい場合は、オウンドメディアなどに記事を書き、それをリンクするようにしよう。ただし、お詫びやお悔やみのような会社の声明など、長くなってもFacebookに全文掲載したほうがよい場合もある。