2017.07.04
【最新Facebook投稿術】困った時の「アイデア術」 日常の観察がネタ切れを防ぐ!
書かなきゃと思ってはいても、何を書けばいいのかわからない…そんなアイデア不足に悩んだ時、大事なのは自分たちにとって「当たり前」の仕事をよく見直すこと。きっと読者にとっての「驚き」が見つかります。
自分たちにとっての「当たり前」は読者にとってのコンテンツになる
自分たちの企業に求められている情報とは?
企業のFacebookページで、投稿テーマの定番といえば時候のあいさつや時事の話題。しかし現在、その定番に頼れなくなりつつあります。
理由の一つは、非常に多くの企業がFacebookを始めたため、同じテーマで勝ち抜くのが難しくなっていること。もう一つは、ソーシャルメディアが広く浸透したため、投稿に対して「何を言っているか」よりも「誰が言っているか」を重視するユーザーが増えていることが挙げられます。例えば春に桜の写真が投稿されていても、自分とは関係ない企業より、仲の良い友達の写真に「いいね!」をするでしょう。
一方で、製品・サービスについて知りたいと思ったら、企業アカウントを見るはずです。企業は、企業として求められている情報を出していく必要があるのです。
当たり前のことを見直してみよう
そこでカギとなるのが「自分たちにとっては当たり前のことが、外部の人にとっては良いコンテンツになる」という発想です。企業の中にいると意外に気付きにくいのですが、その仕事に従事する人には当たり前の日常業務も、外部の人にとっては普段見ることのできない驚きや発見のあるコンテンツになり得ます。例えば、お客様が普段入らない場所の仕事、日常的な風景の舞台裏、工場や職人さんの仕事といったものです。
また、公式Webサイトに掲載されている当たり前の情報も、Facebookに投稿することで読者にとっては新しい発見になる場合があります。Webに掲載されていても、存在そのものを知られていない情報は、検索経由で発見される可能性が低くなります。そんな時に、プッシュで届けられるFacebookが力を発揮します。
投稿のアイデアは、このように日常の仕事の中にあることを知ってください。そのために、まずは自分たちの会社の事業、製品・サービスのことをしっかり理解することが最も重要です。
「外部の視点」の手助けを借りよう
とはいえ、いつも当たり前に見ている日常のどこに発見があるのか、自分自身で気付くのは難しいでしょう。そんな時に参考にしたいのが、内部をよく知らない人の意見です。例えば、入社して2~3ヵ月の新入社員。仕事にはひととおり触れたけれど、まだ新鮮な記憶が残っている時に「どんなことに驚いたか」「どんな発見があったか」などを聞いてみてください。
また、(支障のない範囲で)家族や友人と仕事の話をしてみるのも良いでしょう。自分だけで考え込むと行き詰まってしまうので、いろいろな人と話をしてみることがオススメです。
驚き・発見・新鮮! いつもの業務の中に見つける「再発見する」アイデア術
自分たちの仕事って何だろう。その中で、外の人から見えていないことって何だろう。まずは社内の仕事をよく知ることで、読者にとっての驚きや発見を探してみよう
01 社内の取り組みやものづくりを伝える
Site●リーガルコーポレーション
Account●@regal.co.jp
一般の人が日頃目にすることのできない部分は、アイデアを探す最初のポイント。こちらはリーガルコーポレーションが残革を活用したノベルティ制作の様子を伝えた投稿です。エコ活動の一環として残革を活用する取り組みを知ってほしいと考え、工房での作業風景を写真で伝えたとのこと。工程の大事な部分を知っているからこそ撮れる、ポイントを押さえた写真が、エコ活動の取り組みと同時に、丁寧な作業も伝えています。革製品の作業工程やプロ用機器の写真、またこうした製品が本社で手作りされていることも読者にとっては新しい発見です。

02 外から見えない仕事を動画で伝える
Site●シーサイド リビエラ(SEASIDE RIVIERA)
Account●@seasideriviera
スマートフォンで手軽に撮れる動画は投稿アイデアの強い見方。こちらは三脚で固定して撮影したシンプルなタイムラプス動画です。通常チャペルになっている場所をレストランにする限定イベントの開催にあわせ、模様替えする様子を動画で紹介しています。お客様からは「普段は見られない裏側をもっと見たい」「イベントに向けてワクワク感が高まった」といった感想が。また、スタッフからは「料理やブーケなどの準備の様子も動画にしてみては?」など、一つ試してみることで新たなアイデアを産むきっかけにもなったそうです。
