動画マーケティングの予算感|WD ONLINE

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動画マーケティングの予算感 具体的にはどれくらいの予算を確保すべき?

動画マーケティングを行うには、予算の確保も重要な課題だ。動画制作会社に制作を依頼する上で、どれくらいの予算を考えておくべきか、費用対効果も含めてしっかりと見極めておきたいところだ。
Illustration : 児玉淳一

内容次第で制作費は抑えられる

しっかりとした動画広告をつくって効果をあげたい時や、企業や商品のブランディングに関わる動画をつくりたい時は、やはりプロの制作会社に依頼したい。その場合のコストはどれくらいになるのだろうか。Web動画の黎明期から動画の制作・コンサルティングを行うイメージ・ジャパンの隈部周作氏に話を聞いてみた。

隈部氏はまず、「そもそも動画マーケティングのコストは、制作費と広告費の2種類があります」と述べた上で、それぞれの相場について教えてくれた。

まず制作費については、ランサーズなどクラウドソーシングが台頭してきたこともあり、以前に比べれば比較的低価格で依頼が可能になってきているという。静止画やCGを組み合わせた動画なら、撮影の人件費やモデルの費用などもかからないため、制作費を抑えることができる。イメージ・ジャパンでは30万円程度から相談に応じているという。

動画広告の出稿を考えたとき、動画の制作費とプラットフォームへ支払う広告費を足したものが、トータルのコストとなる。あらかじめ予算を確保しておくことが大切だ

もちろん、どれくらいの制作費がかかるかは、動画の内容によって大きく変わってくる。先ほど挙げた撮影の人件費の他にも、企画・構成から依頼するかどうか、ナレーションを入れるかどうかなど、費用を左右する要素は複数ある。どんな動画にするか具体的なイメージがない場合でも、あれこれ悩むより相談してしまったほうが素早く予算感を掴めるはずだ。

撮影の人件費(人数×所要時間)の他にも、さまざまな要因が制作費に関わってくる。例えばナレーション費用では、イメージ・ジャパンの場合は収録スタジオの利用も含め9万8,000円でできるのだという。また一方で、セミナーなどの内容を固定カメラで撮影するようなケースでは、10万円台からでも制作が可能だそうだ

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掲載号

Web Designing 2017年2月号

Web Designing 2017年2月号

2016年12月17日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

Web動画マーケティングの[最新]勝ちパターン

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企業のIT推進担当者やネット運営者に向け、ネットビジネスの課題を解決するノウハウや最新情報をお届け。徹底した現場目線とプロへの取材&事例取材で、デジタルマーケティング施策に取り組む上での悩みや疑問、課題を解決するヒントを紹介します。

2月号の特集テーマは「Web動画マーケティング」です。

「いまは動画の時代である」と言われはじめてはや数年。インターネットで見られるコンテンツのうち、動画の割合が増えてきたことは言うまでもありません。SNSはもとより、コーポレートサイトなど、目にする機会が多くなった動画は、すでにマーケティングのツールのひとつとして考えるのが当たり前になっています。とはいうものの、いまのビジネスに動画がどんなメリットを与えてくれるの? という方も多いのでは。そんな方のためにも本特集では、利益を伸ばすためのポイント、トラフィックを増やす方法、SNSやYouTubeとの連携など、ビジネスに動画を活用するための知識や方法を、費用対効果に沿った形で解説します。大手企業のマネをするのではなく、自社のビジネスにあった動画の活用方法をお伝えします。


第1部「ここだけはおさえたい! 動画マーケティングの基礎知識」

_実録「マーケティグ動画のできるまで」
実際に中小企業が動画マーケティングのプロに仕事を依頼した一つの案件について、ヒアリングから動画制作、納品、その後の分析/解析まで時系列で紹介。
動画施策の一連の流れを疑似体験してみましょう。

_やさしく解説する「動画マーケティング」
動画マーケティングについて、その考え方、ポイント、留意点などさまざまな点から、動画とマーケティングの関係についてわかりやすく解説します。

_“動画マーケティング”その背景を考える
なぜいまマーケティングに動画が利用されるのでしょうか。写真ではなく、動画であることの理由はたくさんありますが、スマートフォンの普及、それに応じた縦型動画の利用などなど、いま動画がマーケティングとして利用される背景について考えます。

_マーケティング視点で考える動画
動画をマーケティングに利用するということは、単に写真を動画に入れ替えるということではありません。動画にすることの目的は、あくまでも自社の課題を解決するためです。
課題を見つけ、それに応じたKPIを立て、PDCAを回していくという基本的な考え方が必要であることを改めて考えます。

_Facebook、Twitter、Instagram…SNSで展開する動画について
SNSで動画はどのように扱われ、いかにマーケティングに利用できるのでしょうか。各SNSがプラットフォームとして用意する動画との親和性はもとより、利用する側が知っておきたいさまざまな知識について解説します。

_Youtubeで公開する動画について
SNS同様、動画プラットフォームとして確立しているYouTube。広告としてだけでなく実際に動画を配信することで得られるメリット、マーケティングとして利用するための方法についてなど、あらかじめ知っておくべき基礎知識をまとめます。

_動画の効果を測定する方法、その考え方
動画を利用したマーケティングでは、動画つくって終わりではありません。公開した動画がどのように見られているのか、アプローチしたい層に届いているのかなど、その効果を測定しながらさらなる改善が必要になってきます。そのための効果測定について、解説します。


第2部「事例集」
_5つの事例から学ぶ、動画マーケティングの現場からの視点

コラム
_費用対効果で考える自社の動画制作(予算と規模感の相関)
_中小企業が実践すべき動画マーケティング10か条