2016.12.23
何から考える? 動画活用の第一歩 動画マーケティングで集客・PRにつなげよう
今や数多くの企業がWeb動画を活用し、成果を上げている。自分の企業もそれに倣って動画活用を始めたいと思ったとき、一体なにから手をつければいいのだろうか。プラットフォームはどうするか? 予算は? 内容は? その前にまず、動画活用の考え方を確認しておこう。
Illustration:児玉淳一
見落としてしまいがちな「その先にある目的」
「動画を活用する前には、その先にある目的をしっかり見定めておくことが肝心」と語る、イメージ・ジャパン代表取締役の隈部周作氏。そしてその目的を大別すると、「企業や商品の認知度アップ」「Webサイトへの誘導」「お問い合わせなどのコンバージョンの上昇」の3つがあるという。
大企業では認知度アップを目的とした動画プロモーションを行うことが多いが、中小企業ではWebサイトへの誘導やコンバージョンの向上を目的にすることが多い。いずれにしても、動画マーケティングで成し遂げたい目的を最初に見極めておくことが重要であり、それに沿って手法や動画の内容、プラットフォーム選びが決まってくる。肝心なことだが、いざ自分たちがやる段階になると抜け落ちてしまう企業も多いのだとか。
目的を見定めたら、次は手法の検討だ。「動画マーケティング=動画広告」と考えてしまいがちだが、広告以外にも活用方法はいろいろある。例えば、リフォーム業者が日々の仕事をYouTubeに公開して、自社サイトに施工事例としてまとめておくのも1つの動画マーケティングだ。多くの動画をアップしておくことで「地域名+リフォーム」などのキーワード検索でも見つかりやすくなり、いわゆる「動画SEO」の効果も生まれる。Webサイトへの集客が目的なら、この方法も十分に効果の望める施策だ。