2016.11.16
リスティング広告 ココを理解せよ!
はじめの一歩は、現状認識とLTVの算出。チャンスは「競合ひしめく市場」にある!
Point 1 リスティング広告は集客ツールと自覚せよ
検索エンジンに入力したキーワードによって表示される「リスティング広告」。「どのキーワードが有効?」と考える前に、この広告の本質を知り、取り組むために必須の洗い出し作業から始めよう。
リスティング広告は、短期間で売上を上げるツールにあらず
リスティング広告は、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンを利用した際に、キーワードにあわせて表示される広告のことだ。Googleでは「Google アドワーズ広告」、Yahoo! JAPANは「Yahoo! プロモーション広告」と呼ぶ。数万円から始めることが可能なネット広告なので、中には「数万円かければ数倍の売上を簡単に獲得できる」と誤解している人がいるかもしれない。これから始める人(もしくは、過去に失敗したリトライ層)はそうした誤解を抱かず、真正面から向き合うことが必要だ、と長橋真吾氏は説く。
「リスティング広告は、短期間で結果を残せるサービスではありません。一定の期間をかけて、広告費を払って“集客するためのツール”です」(長橋氏、以下同)
この認識が欠けていると、都合よくスポットでやってみたものの利益があげられない、と嘆く人が出てくる。
「例えば10万円を一度に使わず、3カ月で3万円ずつかけながら知見やデータを蓄積し、傾向をつかみ、改善していく地道な作業を継続する。その先に成果があるのです」