2016.11.17
SNS広告の特徴と使いこなしのヒント インフィード型広告を有効に使うために知るべき基礎知識
インターネット広告の中でも、低価格から利用することができ、ターゲティング精度の高さから利用者を増やしているSNS広告。上手に活用するために、その基本的な特徴を理解しておこう。
Illustration : 小平淳一
SNS広告はタイムラインに表示される
SNS広告の一番の特徴は、基本的にユーザーのタイムラインに表示される「インフィード型」であることだ(Facebookでは右カラムに表示されるものも選べる)。ディスプレイ(バナー)広告などの一般的なインターネット広告と違い、タイムライン上にあることでユーザーの目に触れやすく、クリック率も高くなりやすい。その強みは、なんといってもターゲティング精度が高いこと。性別や年齢など、ユーザーが登録した属性データや、日々の投稿内容やフォロー先から趣味嗜好を判断し、マッチした広告を表示する。また、主要SNSは多くのユーザーに利用され、1日に何度もアクセスされることが多いので、ユーザーにリーチしやすいメディアと言える。
出稿料は低価格から利用することができるため、自社で運用するケースも考えられるが、実施した変化を多少なりとも感じられるようにするならば、少なくとも月間10万~20万程度の投資は必要になるだろう。出稿前に、あらかじめ接触できるターゲットユーザー数の予測値を知ることができるので、予算に見合うかの判断もしやすい。
基本的にそのSNSの中だけで表示されるため、アドネットワークと比較するとターゲットは絞りやすくなるというメリットもある。反面、ユーザーからのリアクションをダイレクトに受けやすいのも特徴だ。広告にも一般の投稿と同じようにコメントをつけたりリツイートやシェアができるので、ユーザーに嫌われてしまうと悪口を書かれるというリスクにも注意していく必要がある。