2016.11.15
運用効率バツグン LINE@のリピーター施策 [Case Study・LINE@]友だち数50倍増加で勝ち筋を確立
1,000種類以上のデザインを揃えるスマートフォンケース専門のECサイト「phocase」。1年前にLINE@の本格運用を開始し、狙い通りの勝ち筋を手に入れたという。
Photo:五味茂雄(STRO!ROBO)
個人情報登録という壁 LINE@で解決へ
「phocase」(フォケース)は、Webマーケティング事業を行う(株)ベーシックが運営する、スマートフォンアクセサリーなどを扱うECサイト。メインターゲットは20~35歳以下の女性層で、月間PVは260万を超え、ユニークユーザー数は月間約47万人(ともに2016年秋)にのぼる。
phocaseでは、検索を中心とした新規顧客の獲得をメインのマーケティング施策に据えていたが、既存顧客に対するマーケティング施策に課題を抱えていた。
「常に新しい商品を提供できる体制であったことから、メインターゲットとなる20代女性との最適なコミュニケーション手法を探っていました」(ベーシック・林侑平氏)
メールマガジンを使って既存ユーザーへの働きかけも行ってきたが、なかなか結果が伴わず、ターゲット層との親和性が高いLINE@の導入を決断。本格的な運用を始めた2015年夏から現在までに、「友だち」数が50倍以上に増加し、目標のコンバージョン(購買額)を達成している状況だ。
現在では、順調に自社運用の軌道に乗せるまでとなった。
本サイトのフッタにバナーを掲出 半年で友だち数が約28倍増
「phocase」の場合、もともとポテンシャルがあった背景はあるものの、友だち数が増加し、売上増を喚起できたのには、LINE@の特性をつかんだ知恵を実行してきたからこそである。ここから具体的な対策の中身を見ていく。