2016.09.20
箱庭 haconiwa|読者の共感を得る“好き”の気持ちとノウハウ [Case Study #06]ネタ探しや写真の撮り方などのコツも伝授
Web制作会社が運営する、クリエイター女子向けのメディア「箱庭」。編集部が好きなモノやコトなどを発信している。と同時に、読者の共感を得るノウハウも軽やかに実行されていた。
Photo:五味茂雄(STRO!ROBO)
箱庭 haconiwa http://www.haconiwa-mag.com/
(写真左から)
箱庭編集 藤田華子
企業のオウンドメディアや雑誌コンテンツの制作を請け負うコンテンツマーケティング事業部に所属。並行して、箱庭編集部にも参加。
箱庭編集長・デザイナー 東出桂奈
デザイナーとしての業務と並行して、2012年の箱庭立ち上げ時より編集長を務める。2013年より箱庭に専念。
箱庭編集・プランナー 秋山史織
箱庭によるスクール「箱庭のガッコウ」を経て、2014年より箱庭編集部に配属。
箱庭事業部長・編集 森史子
箱庭によるスクール「箱庭のガッコウ」を経て、2014年より箱庭編集部に配属。
社内ブログがメディアへと発展
「女子クリエイターのためのライフスタイルつくりマガジン」をテーマに、2012年5月にスタートしたWebマガジン「箱庭」。もともとは、運営元であるWeb制作会社のライド メディア&デザイン(株)のブログがきっかけで始まったという。その経緯を、編集長の東出桂奈さんはこう話す。
「社員の個々のキャラクターを外に発信していこうということで、Twitterやブログをみんなで持ち回りでやることになったんです。そうしたら、私の発信している情報が面白いという声をいただいて。それで、最初はWebデザイナー業を主としながら、社内の部活的な感じで箱庭というメディアを立ち上げることになりました」(東出氏)
箱庭ではモノやお店、食べ物などの紹介、イベントや展示、旅のレポート、デザインのコツや写真の撮り方など幅広い情報を発信している。
「社内の女子クリエイターが集まり、自分たちが心から共感できるモノ・コトを発信するメディアとして始めたので、読者層は同じような仕事をしている女子クリエイターとなりました。業務に役立つことだけではなく、ハードワーク女子の息抜きになるようコンテンツを、私たちも一読者として楽しみながら発信しています」(東出氏)
メディアの成長とともに制作スタッフは増え、現在は、東出氏の他に森史子氏、秋山史織氏を含む4名が専属スタッフに。他の業務と掛け持ちのメンバーが藤田華子氏を含む4名。その他に社外のキュレーターが約30名と大所帯になり、より多様なコンテンツを発信している。