2016.09.07
オウンドメディアの「目標設定」と「効果測定」について 構築後の改善アクションで、他社をリード!
オウンドメディアは「つくる」ことが目的ではない。目標、目的を達成するための手段の一つである。ここでは、目標設定の仕方と、効果の測り方について解説。つくった先を見据えるためのエッセンスを学ぶ。
ゴール(目標)の達成度をどのように評価するのか?
オウンドメディアでは、目的にあった運用について定期的に評価し、改善していく必要がある。その際、効果測定は施策の評価だけでなく、目標を達成するために、次のアクションを考える意思決定を担う工程ともいえる。
評価にあたっては、まず測定する指標となるKPI(Key Performance Indicators:重要目標達成指標)を選定する。オウンドメディアをつくる際、求める状況はさまざまだ。最終的な目標を達成するためには、どういう状態になればよいのかを考え、その状態に関係する値を評価する。

KPIの設定は計測可能なもので、自分たちのアクションによって改善可能な指標を選定する
しかしオウンドメディアは、必ずしもECサイトなどの売上に直結する指標がないので、KPIの設計がしにくいのも事実だ。だからこそ、本当にその値が果たして注目するべき値なのかどうかを、今一度考えてみるといいだろう。
KPIを設定したら、次にKPIごとに目標値を設定する。すでにオウンドメディアを運用してきた場合は、目標値は過去の数値を参考に設定するといい。
一方で、オウンドメディアを始めたばかりという場合、過去の目安がないのでPV(ページビュー)やUU(ユニークユーザー)などが目標値に設定しづらい。その場合は、いったんKPIにとらわれず、オウンドメディアとして成長させることに専念し、一定の成長が見られた段階で改めて設定するほうが現実的だ。

代表的なのがアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」。各項目の見方については、P058を参照

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