2016.03.19
手間のかかるSNSマーケティング。本気で取り組むならツールが役立つ●特集「ECサイト、次に打つべき6つの施策」 SNSでの集客に苦戦しているなら!
「Facebook、Twitter、Instagram‥‥、SNS集客って手間の割に成果が出ない」
「SNSで結果を出すには効率的運営が不可欠。ツールの活用を検討すべき!」
Illustration:我喜屋位瑳務
SNSはCPAの低い優良集客施策
現在ECショップの数は増加の一途をたどっているが、その一方で「うまく集客ができない」「売れない」「広告費ばかりかかる」などといった事業者の声を聞く機会も増えた。ECサイトの集客には大きく分けて「オーガニック検索からの流入」と「リスティングなどの広告による流入」があるが、SEO対策やPPC(Pay Per Click)広告などの施策に多くのマーケティング予算がかかり、現場ではそれらに伴う雑多な業務が増えているというのが現実だ。
そんな中で、ここにきて成果を出しはじめているのがFacebook、Twitter、InstagramといったSNSを使ったマーケティングだ。ただし、このSNSマーケティングは、いつまでたっても成果が出ず、途中でやめてしまう事業者の多い取り組みでもある。本当に効果があるのか、そう感じている人も少なくないだろう。しかし、私が知る、あるアパレルショップの1年間のGoogle Analyticsの解析による計測結果(右上表参照)を見てみると、Adwords(google/cpc)の次がFacebookだということがわかるだろう。セッションについて見てみると、上位10件のマーケティング施策のうちの約12%にのぼる。さらに言うと、Facebook広告はセグメント分けがしっかりできるため、PPC広告と比較してCPA(顧客獲得一人あたりの支払額)が半分以下で済んでいるといった結果もある。ソーシャルメディアをうまく活用すれば、実際に「収益」という成果を上げることは可能なのである。

Adwords(google/cpc)の次、5位につけているのがFacebookだ。特に、セッションについて見てみると、上位10件のマーケティング施策のうちの約12%にのぼることがわかる