2015.11.28
SNS別・動画の特徴と施策のポイント●特集「動画マーケティング」 ユーザー属性や動画の特徴から読み解く、効果的な動画の傾向
ソーシャルメディアは、それぞれに特色のあるユーザー構成から成り立っている。ここでは、各社SNSの特色を詳らかにしながら、各プラットフォームで最適な動画のあり方や今後の展開を紐解いていく。
スマホでSNSの動画を視聴する現代
ソーシャルメディアでの動画の活用方法を考える上で、はじめに昨今に至る背景を2点、踏まえておこう。1点目は、任意のコンテンツが瞬く間に大きく拡散する傾向が強い、FacebookやTwitterに代表されるフィード型のソーシャルメディアが一般化してきていること。2点目は、スマートフォンが格段に普及したことで、誰もが簡単にスマホでデジタル動画を視聴しやすくなったことだ。
これら2点を裏づけるように、博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターの調査によると、スマートフォンの動画視聴経験は8割を超えているという結果が出ている※。また、アメリカの調査会社eMarketer社によれば、デジタル動画広告費が2016年に1兆円を上回り、そのうち約41%をモバイル向けが占めると予測している(01)。日本でも、2015年には前年比で動画広告の出稿率が約190%という大きな成長を見せていることからも(02)、不特定多数のユーザーに広がりやすいソーシャルメディアを舞台にした動画マーケティングにはおおいに注目をしていきたい。

出典:eMarketer(2015年6月4日のエントリーより)http://www.emarketer.com/Article/Mobile-Video-Challenges-Hold-Back-Advertisers/1012563

出典:(株)サイバーエージェント、オンラインビデオ総研調べ(2015年10月16日のリリースより)
https://www.cyberagent.co.jp/news/press/detail/id=11172&season=2015&category=ad