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インタビューのあと、感想戦が始まりました。

















以上で第2局の更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。
(八雲)


終局直後、両者にインタビューが行われた。


会心の指し回しで快勝した福間女流五冠。

【福間女流五冠の談話】
―― 本局を振り返っていかがでしたか。
「攻めの形を一応築けていたので、難しいですけど、まずまずかなと思っていました」

―― 苦心された、あるいは工夫をされたポイントがあれば教えてください。
「序中盤の駒組み全体です」

―― 勝ちを意識されたのはどの辺りでしたか。
「△5七金(92手目)と打った辺りです」

―― 第3局に向けた抱負をお願いします。
「少し間が空きますので、体調に気を付けて頑張りたいです」


西山女王は力を発揮できなかった。

【西山女王の談話】
―― 本局の内容はいかがでしたか。
「本譜のように金銀を密集させようかと思っていたのですが、あんまり上部に強くない形だったので。本譜は結構ケアが大変だったのかなと思いながら指していました」

―― 第3局に向けた抱負をお願いします。
「引き続きコンディションを整えて臨みたいと思います」

(八雲)


114手まで、福間女流五冠が西山女王を下しました。終局時刻は15時54分。消費時間は、▲西山2時間28分、△福間2時間24分。この結果、五番勝負は1勝1敗のタイに。第3局は5月18日(日)、神奈川県藤沢市「時宗総本山 遊行寺」で行われます。

(八雲)


図は15時頃の局面。控室ではすでに後手優勢から勝勢に近いと見られています。
「これは△2六歩から△4四角の筋で決めにいくつもりだと思います。形勢ははっきり後手よしですね。ただ、第1局の逆転負けがありますから、ここで慎重に時間をかけてもおかしくはないです」(真田八段)


福間女流五冠が決めにいくのかどうか。

(八雲)

対局場の常磐ホテルは、甲府市の湯村温泉郷にある温泉宿。昭和4年創業で、戦後には天皇陛下(昭和天皇)や、皇室の方々が多数、御行幸されています。
将棋のタイトル戦は、女流棋戦を合わせて、これまでに19回開催されており、本局が20回目の開催。歴史的な対局が多数行われており、将棋界にはとってはなくてはならない大事な対局の地です。


敷地内の日本庭園は約3000坪。ここをゆっくり見て回るだけでも来る価値があります。













(八雲)