
戦型は上図△2二飛で向かい飛車対居飛車の対抗形に決まりました。
福間女流五冠が上図で△2二飛と形を決めるのは珍しく、代えて△4四歩や△4二銀を多く採用していました。さらに上図から▲6八玉△4二銀と進みます。その局面で前例は49局あり、▲9勝△40勝と後手が圧倒しています。
しばらく進んで、11時に下図の局面を迎えました。

このあと、先手は▲8八玉から▲7八金として自玉を整える、▲5六角で桂頭を狙うなど、複数の手段が考えられます。福間女流五冠はしばらく時間を使っています。
(振り駒の模様)
(武蔵)