Apple Pencilを駆使してチラシやポスターを作る|MacFan

特集

iPadの“最驚”使いこなし術(15)

Apple Pencilを駆使してチラシやポスターを作る

 

会社や町内会のイベントで「チラシを作って!」「ポスターを作って!」など、いろいろな制作物を頼まれる人も中にはいるのではないでしょうか。そんなとき、Mac上で作っていくのも構いませんが、iPadがあれば、手書きのラフから仕上げまで、すべての工程を1つのデバイス上で完結できます。また、「こんな感じはどう?」とほかの人に見せて意見を聞きながら、その場でレイアウトを調整していけるのもiPadならではのメリットです。

 

 

デザイン知識がなくても問題なし!
「Pages」でイベントポスターを作ってみよう

どんなものを作るときでも、最初はデザインアイデアを考えるところから始まります。紙とペンを使ってもいいのですが、iPadがあれば描いた線を取り消したり、アプリによっては部品ごとに移動や拡大/縮小ができるため、試行錯誤がしやすくなります。
レイアウトには、Appleが提供している「Pages」がオススメ。どんどん機能が向上して、今やMac版とiPad版で使える機能はほとんど変わりません。iPadには、アイデアをそのまま形にできる環境が整っているというわけです。

 

(1)ラフスケッチでアイデアをまとめる

 

いちおしアプリ

コンセプト

【開発】TopHatch, Inc.
【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化

 

まずは、手書きでアイデアをまとめましょう。オススメのアプリは「コンセプト」。手書きで図形や線が描けるアプリはいくつもありますが、このアプリでは描いてから移動や変形ができ、試行錯誤には最適です。1200円のプロ版にすれば、扱えるストローク数が増え、複雑なラフスケッチが作成できます。

 

(2)新しいキャンバスに情報を網羅する

 

いちおしアプリ

Pages

【開発】Apple
【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化

 

ラフスケッチを元に、Pagesで文字や要素を配置していきます。このとき、スプリットビューの機能を使って、半分にコンセプト、もう半分にPagesを表示させると、ラフを見ながら作業ができます。

 

(3)ギザギザの円で注目度アップを図る

「入場無料」の部分は注目度を上げたいのでギザギザした形に。最初に星形の図形をそ配置してから、緑の丸いマークを動かすことでギザギザの数と大きさを調整します。

 

Tips1 重なりによる文字隠れに注意

標準ではテキストボックスに「テキスト折り返し」が「自動」に設定されていますが、これだとテキストボックスが部分的に重なったとき、文字が隠れてしまいます。折り返しは「なし」にしておくことで、こうしたトラブルを回避できます。