素人でもハイクオリティなイラストを描く|MacFan

特集

iPadの“最驚”使いこなし術(12)

素人でもハイクオリティなイラストを描く

 

Apple Pencilや各社のスタイラスペンがあれば、iPadが最高のお絵描きツールになります。Macとペンタブレットを使ってもデジタルなイラスト制作はできますが、iPadなら描いたものが手元にそのまま表示されるため、紙とペンに近い感覚で描けます。また、iPadは薄くて軽いため、頻繁に本体の向きを変えながら、自分の引きやすい方向に線を引くことができます。操作の取り消しができるといったデジタルならではの強みと、気軽かつ手軽に書けるというアナログの魅力、その両方をどちらも実現できるのがiPadなのです。

 

 

写真をトレースしながら気軽にイラストを楽しもう

「いくらiPadの性能が良くても、絵心がなければイラストなんて書けないのでは…?」。そんな風に諦めるのはやめましょう。絵を楽しむための入り口はいろいろあり、たとえば写真のトレースもその1つ。トレースでサッとイラストを描いて、それをSNS等で披露すれば、「すごく上手!」と賞賛されるかもしれません。自分が撮った写真などであれば、著作権のことも気にせず絵にできます。

見栄えのいい線画を描くには、「線と線が接触する部分を丁寧に処理する」のがコツ。はみ出さず、離さず、ピタリとつけることで見栄えのある線画になります。ぜひ試してみましょう。

 

いちおしアプリ

Procreate

【開発】Savage Interactive Pty Ltd
【価格】1200円
【場所】App Store>エンターテインメント

 

 

お好みの写真を下絵に指定

(1)ここでは、イラストアプリの「Procreate」を使って描いていきましょう。まずは好きな写真を下絵として配置します。

 

下絵の不透明度を変えて描き始めよう

(2)下絵にする写真の不透明度を変更します。40~60%くらいだと、引いた線との見分けがつきやすくおすすめです。

 

手ぶれ補正を活用

(3)このアプリに限らず、最近は多くのイラスト作成アプリに「手ぶれ補正」機能が備わっています。活用することで誰でもスムースな線が引けます。

 

線画ができたら着彩を楽しもう

(4)ひととおり線画ができたと思ったら、下絵の写真をいったん非表示にしてみましょう。もう少し書き足したほうがいい部分などが見えてくるはずです。線画が描き終わったら、あとは思う存分着彩を楽しみましょう。線画がしっかりしていると、案外塗り方がラフでもかっこよく見えます。