楽器を一切使わずにギターやドラムを演奏する|MacFan

特集

iPadの“最驚”使いこなし術(06)

楽器を一切使わずにギターやドラムを演奏する

 

「コンピュータで音楽」というと、データを入力して自動演奏させる「打ち込み」の印象が強いかもしれません。しかし、iPadのタッチ操作を活かすと、さまざまなスタイルでの「生演奏」が可能となります。「GarageBand」をはじめとするさまざまな音楽アプリを使うことで、初心者でも簡単に、ある程度形になった演奏ができます。また、iPadならではの新しい奏法もできるので、気軽な趣味から本格的なクリエイションまで、とても奥深く音楽に触れることができます。

 

 

iPadがそのまま“楽器”に!?
「GarageBand」でギターを演奏してみよう!

GarageBandは、Macにも標準付属する手軽な音楽制作ソフトですが、iOS版は生演奏の機能が大きくフィーチャーされています。その中でも、特に面白いのが「ギター」です。

初心者がギター演奏に挑戦した際、挫折しがちなのが、左手で「コードフォーム」を押さえることの難しさ。しかしGarageBandでは、コードに応じてタップする場所を変えることで、この難しい左手の操作を完全に省略でき、演奏のハードルを劇的に下げています。この「省略」は、GrageBand内のクラシカルな弦楽器や民族楽器など多方面に応用され、楽器演奏の「オイシイ部分」のみを存分に楽しむことができます。初心者はもちろん、経験者でも時間を忘れてハマること間違いなしでしょう。

 

 

(1)「TRACKS」の画面では、さまざまな楽器をセレクトできます。ギターだけでなく、ピアノやドラムのほか、クラシカルな弦楽器や民族楽器まで揃っています。

 

 

(2)こちらは「GUITAR」を選択したあとの画面。初期状態はアコースティックですが、エレキ(複数タイプあり)も用意されています。

 

 

(3)各コードネームの列をストローク(掻き鳴らす)したり、個々の弦をタップして演奏します。無料とは思えないほど、サウンドは非常にリアルです。

 

 

(4)一般的な鍵盤スタイルでも演奏でき、タップの強弱まで感知されます。ピアノ以外にも、オルガンやシンセなど多数の音を収録しています。