2018.12.14
久しぶりのフルモデルチェンジとなったiPad Pro。最初に目に留まるのはそのディスプレイのシンプルな造形と表示の美しさだろう。さらに画面に触れれば操作のスムースさにも感動を覚えるはずだ。
圧巻のフルスクリーン
多くのユーザにとって、新しいiPadプロの最大の魅力はそのディスプレイではないだろうか。オールスクリーンの部分に目がいきがちだが、より具体的に見ていくといろいろと興味深い点も多い。
まず、ディスプレイサイズは11インチと12・9インチの2モデルがあるが、前者は縦と横の解像度がこれまでと異なる。アスペクト比としては従来の4対3のスタンダートサイズから少しワイドな4.3対3となっている。
また、ディスプレイの四隅が直角ではなく角丸になっている。これはiPhoneと同じくディスプレイを最大限有効に使うと同時に本体デザインとの一体感をも生み出している。
ディスプレイそのものの仕様としては、前モデルから引き続き輝度600ニト、P3の広色域、トゥルートーン(True Tone)による自動ホワイトバランス調整機能などを実現している。一番の注目点は表示のリフレッシュレートが最大2倍になる「プロモーション(ProMotion)テクノロジー」の採用だ。これがユーザ体験にもたらすメリットは数値だけでは計り知れないものがあるだろう。
ディスプレイは2サイズ
ディスプレイサイズは対角11インチと12.9インチの2モデル。11インチは前モデルの10.5インチよりもディスプレイが一回り大きくなっているが、狭額ベゼルにより本体自体の長辺方向のサイズが3mm小さくなっている。12.9インチに至っては長辺方向で25.1mm小型化するなど、技術の進歩に驚かされる。
Liquid Retinaディスプレイを採用
11インチモデルは2388×1668ピクセル、12.9インチは2732×2048ピクセルのIPS液晶を搭載。いずれも264ppiの解像度を持つLiquid Retinaディスプレイだ。表面は反射防止のコーティングが施され、ディスプレイは「Display P3」の広色域をサポートする。
2サイズの比率は異なる
新しいiPad Proの12.9インチモデルはこれまでのiPadシリーズと同じアスペクト比4対3を踏襲している。一方、11インチモデルは4.3対3と、異なるアスペクト比を採用しているため、長辺側に少し伸びた形になる。このアスペクト比変更によって、11インチモデルに対応していないアプリは長辺両端に黒帯ができてしまう。各種アプリの対応が待たれる。
四隅は角丸に
新iPad Proのディスプレイは四隅が直角ではなく角丸になっている。なお、スクリーンショットは直角で撮影される。