[デザイン]見た目からまず違う! 新時代デバイスの貫禄|MacFan

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[デザイン]見た目からまず違う! 新時代デバイスの貫禄

文●今井隆大須賀淳笠井美史乃栗原亮らいら編集部写真●黒田彰apple.comifixit.com

新しくなったiPad Proは、その見た目から別物へと進化している。洗練されたデザイン、より扱いやすくなったサイズ感、こだわりぬいたディティールなど、誰もが手にしたくなる完成度の高さを誇っている。

新しい体験を再び

新iPadプロが発表されたとき、多くのアップルファンが“iPadシリーズ第2章の幕開け”を感じたのではないだろうか。iPhone Xシリーズのようなオールスクリーンを採用し、ホームボタンを廃止。側面は、初代iPadから続いていた“なだらか”なカーブから、角ばったデザインへと変わった。iPhone 4/5シリーズを彷彿とさせるシャープなデザインだが、古臭さは感じられず、むしろスタイリッシュな印象すら与える。「変えていないのは名前だけ」というアップルの紹介文に誰もが納得するアップデートだろう。

誤解を恐れずに言うと、旧モデルと比べてアウトプットできることは大きく変わってはいない。コンテンツを楽しんだり、作業を効率化したり、イラストを描いたりするなら、以前のiPadプロでも十分こなせるスペックを持ち合わせている。それでも、このデザイン変更が与えるインパクトは大きい。今までのデバイスでやってきたことでも、まったく新しい体験のように感じる。まるでiPadを初めて手にしたときのような気分を再度味わえるのである。

オールスクリーンとなったことで、コンテンツへの没入感も大きくなった。アップルはARの普及に取り組んでおり、新iPadプロもイマーシブ(没入型)メディアの重要なアウトプット先に位置づけていることがわかる。新時代にふさわしい、新時代のためのデバイスだ。

 

iPad Proの各部名称

FRONT

なんといってもホームボタンがなくなり、オールスクリーンになったことに尽きるだろう。ディスプレイサイズは12.9インチと11インチというラインアップだ。

 

RIGHT

旧モデルと同様の音量上下ボタンに加えて、Apple Pencilを付けて充電させるための磁気コネクタが中央に搭載された。また、Wi-Fi+Cellularモデルであれば、下部にnano-SIMトレイがある。

 

LEFT

左側面にはマイクが1つ備わっている。

 

BACK

背面にはカメラとSmartConnectorを搭載している。後者は、前モデルでは側面に付いており、新モデルはSmart Keyboard Folioに合わせて位置が移動した形だ。

 

TOP

上面には電源ボタン、2つのスピーカ、マイクを備える。旧モデルにあったイヤフォンジャックは廃止された。

 

BOTTOM

底面には2つのスピーカとUSB-C端子が配置されている。これまで採用してきたLightning端子はついに廃止された。

 

同梱物

(1)USB-C充電ケーブル(1m)
(2)USB-C電源アダプタ(18W)
(3)マニュアル
※Wi-Fi+Cellularモデルには「SIMピン」も搭載。

 

細部までこだわったディティール

デザインは旧モデルと比べてシャープな印象を受けるが、4つのコーナーは丸みを帯びたなめらかな仕上げだ。そのコーナーに合わせ、Liquid Retinaディスプレイのエッジが隅々に広がる。

 

ホームボタンがなく、狭額縁のオールスクリーン。それでいて、画面内に「ノッチ(切り欠き)」はない。Appleが言う“1枚の魔法のガラス”のような、美しい見た目となった。

 

オールスクリーンによって上下のベゼル幅が狭くなったが、左右の幅はほかのモデルと大差はない。片手で持ったときでも、持ち手で画面が隠れることは少ないだろう。




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