[スピーカ&マイク]薄くても妥協なし! 感性を刺激する音の秘密|MacFan

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[スピーカ&マイク]薄くても妥協なし! 感性を刺激する音の秘密

文●今井隆大須賀淳笠井美史乃栗原亮らいら編集部写真●黒田彰apple.comifixit.com

厳しい物理的な制約があっても、常に「音」にこだわっているのがAppleデバイスの特長だ。新しいiPad Proにおいてもそれは例外ではない。最新のスピーカシステムとマイクの実力について見ていこう。

高水準のサウンド

iPadプロは音声や映像コンテンツの閲覧デバイスであると同時に、コンテンツを作り出すクリエイティブデバイスでもある。そのため、音声を収録するためのマイクと再生するためのスピーカは、かなり高水準なものが搭載されている。

本来スピーカは原理的には電気信号を空気の振動に変換するための物理空間を要するため、薄型ボディの中に収めるには不利なパーツと言える。だが、iPadプロではわずか5.9ミリというボディの中に多くのスピーカユニットを配し、迫力のあるサウンドを再生できるのだから驚きだ。さらに、スピーカ開口部が左右対称のため、縦方向のポートレートモードでも横方向のランドスケープモードでも常に明瞭なステレオ感が得られるようになっている。

一方、マイクは5つもの数が搭載されており、周囲の環境に合わせた最適なステレオ収録やノイズ除去が自動的に行われるようになっている。喫茶店など周囲の騒音がある場所でもフェイスタイム通話がストレスなく行えるのも、この優秀なマイクとスピーカシステムの働きによるものだ。

 

4つのスピーカを搭載

iPad Proのスピーカは、従来モデル同様に上下左右に配置された4スピーカ構成で、本体を横向きにした際に左右の開口部から音が流れる。




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